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DS検定 用語解説

平均とは

データの値をすべて足し合わせ、データの個数で割った代表値。外れ値が一つあるだけでも値が大きく変動しやすい。

まず押さえる結論

平均は、DS検定の「第4章 統計・推定・検定」で確認しておきたい用語です。見分けの要点は、分散・標準偏差はデータがどれだけ散らばっているかを表す指標で、平均はデータをどこに集約するかを表す代表値です。同じデータに対して平均は1つの値ですが、分散・標準偏差はその平均からの離れ方を測るため、両者は対になって使われます。

情報源と編集区分

公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-10-02。

試験概要(公式)

具体例から判断の境界を固める

ばらつきの指標ではなく、データ全体を1つの値に集約する代表値として捉える

あるデータ全体の代表値を1つの値で示したい場面で使う値です。すべての値を合計し、データの個数で割ることで求めます。値のばらつきそのものは表さず、あくまでデータ全体を1点に要約した値です。極端に大きい値や小さい値が混じっていると、その影響を強く受けて代表値としての位置がずれることがあります。同じデータでも中央値のほうが外れ値の影響を受けにくい、という比較で問われることがあります。

問題文で見る箇所
「合計をデータの個数で割る」という計算手続きが書かれているか、または代表値・中心的位置という語が中心かを確認します。ばらつきや散らばりを問う設問では、平均ではなく分散や標準偏差を候補にします。
隣接概念との境界
分散・標準偏差はデータがどれだけ散らばっているかを表す指標で、平均はデータをどこに集約するかを表す代表値です。同じデータに対して平均は1つの値ですが、分散・標準偏差はその平均からの離れ方を測るため、両者は対になって使われます。

誤答しやすい選択肢

  • 外れ値の影響を受けにくい代表値として平均を選ぶ。外れ値の影響を受けにくいのは中央値で、平均はむしろ外れ値の影響を受けやすい指標です。
  • 平均だけでデータの散らばり具合まで説明できるとする。平均は代表値であり、散らばりを示すには分散や標準偏差が別に必要です。
  • 度数分布で最も出現回数が多い値を平均と呼ぶ。それは最頻値の定義であり、平均は合計を個数で割った値です。

4段階の判断手順

  1. 01設問が求めているのが代表値か、ばらつきの大きさかを先に分ける。
  2. 02代表値であれば、合計を個数で割る計算か、中央に並ぶ値かを読み分ける。
  3. 03外れ値の影響を受けやすいかどうかで平均と中央値を区別する。
  4. 04平均が1つの値であることを確認し、分散・標準偏差の説明が混ざっていないか見る。

到達条件: 平均を代表値として説明したうえで、外れ値への強さや分散・標準偏差との役割の違いを言える。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

「第4章 統計・推定・検定」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。

  • 母平均・母分散と標本平均・標本分散(不偏分散)の取り違え。母集団の値と標本から計算した値は別物。
  • p値を『帰無仮説が正しい確率』と誤解する。p値は帰無仮説のもとで観測結果以上に極端な結果が得られる確率。
  • 相関関係と因果関係の混同。ピアソンの相関係数が大きくても因果関係を示すとは限らない。

関連する確認問題

第4章 統計・推定・検定 / 統計数理基礎

試験の点数データの散らばりを、元の点数と同じ単位で表したい。使う指標はどれか。

散らばりを元の点数と同じ単位で表したいので、単位が元に戻る散らばりの指標が必要になる。正解は「標準偏差」である。標準偏差は分散の平方根で、散らばりの大きさを元のデータと同じ単位で表す。「分散」は偏差を2乗して平均した値で、単位が2乗になるため元の点数とは単位が合わない。「平均」と「中央値」はデータの中心を表す値であり、散らばりの大きさを表す指標ではない。したがって、点数データの散らばりを元の点数と同じ単位で表したいという設問の条件に合う指標は、標準偏差である。

第4章 統計・推定・検定 / 推定・検定

標本のデータから、母平均がどの範囲にありそうかを、幅をもたせて推定したい。使う推定の方法はどれか。

母平均がありそうな範囲を幅をもたせて推定するので、範囲で示す推定の方法が必要になる。正解は「区間推定」である。区間推定は、母平均などの値がありそうな範囲を幅をもたせて推定する方法で、得られる区間を信頼区間という。「点推定」は値を1つで示す方法で、幅をもたせる条件に合わない。「帰無仮説」と「対立仮説」は検定で置く仮説であり、推定の方法ではない。したがって、標本のデータから母平均がありそうな範囲を、幅をもたせて推定したいという設問の条件に合う方法は、区間推定である。

第4章 統計・推定・検定 / 推定・検定

推定と検定についての説明として、誤っているものはどれか。

誤っている説明を選ぶので、推定の方法の取り違えを探す。正解は「区間推定は、母平均などを1つの値だけで推定する方法である」である。1つの値で推定するのは点推定で、区間推定は、値がありそうな範囲を幅をもたせて推定する方法である。点推定の説明、信頼区間が区間推定の結果として得られる区間であること、帰無仮説が検定で最初に置く仮説であることは、正しい説明である。区間推定の結果として得られる区間が信頼区間で、値を1つで示す点推定とは、結果の示し方が異なる。したがって、区間推定に点推定の内容を当てはめた説明が、設問の誤った説明である。

同じ章で確認したい用語

他資格でも出題される用語

到達チェック

  • 平均を一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、平均に関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる

執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)