資格の選び方
文系向けAI資格の選び方|6資格の数式・統計・プログラミング範囲
数学に自信がない人が最初に選びやすいのは、確認した公式ページに数学・統計・プログラミングを名指しした出題範囲がない 生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験です。G検定は、確率・統計と微分の基礎がシラバスに含まれます。 DS検定と統計検定2級は、数学や統計の出題が資格の中心にあります。
Python3エンジニア認定基礎試験は、数式ではなくプログラミングの文法を問う試験です。数学が苦手でも、コードを読む練習を重ねれば取り組める可能性はありますが、 未経験者はつまずくことがあると公式ページが注意しています。
6資格の数式・統計・プログラミングの出題範囲(公式の記載)
| 資格 | 数式・統計・プログラミングに関わる範囲 | 前提知識の記載 | 確認日・出典 |
|---|---|---|---|
| 生成AIパスポート | 数学・統計・プログラミングを名指しした出題範囲は、確認した公式ページに記載がありません。出題はシラバスの範囲で、60問・60分の四肢択一式です。 | 受験資格は制限なし。数学やプログラミングの経験を前提にする記述は確認できません。 | GUGA 試験概要 |
| 生成AIアドバイザー認定試験 | 課題項目は第1課題「AIの基礎理解」から第8課題「最新動向・将来展望」まで。数学・統計・プログラミングを名指しした項目は、確認した公式ページにありません。 | 前提とする学習経験の記述は、確認した公式ページに記載がありません。 | 全日本情報学習振興協会 生成AIアドバイザー認定試験 |
| G検定 | 大項目「AIに必要な数理・統計知識」に、確率・統計のキーワード(確率分布、条件付き確率、期待値、分散、標準偏差、正規分布、共分散、最小二乗法、相関係数、帰無仮説など)が並び、目標に「最適化に必要な数学基礎知識や微分を理解する」と書かれています。ディープラーニングの項目には、誤差逆伝播法、勾配降下法、連鎖律も入っています。プログラミングを問う項目はシラバス一覧にありません。 | 受験資格は制限なし。数学やプログラミングの前提を求める記述は、確認した公式ページにありません。 | JDLA G検定 |
| DS検定 | データサイエンスカテゴリに、数学的理解(線形代数基礎・微分積分基礎・集合論基礎)、科学的解析の基礎(統計数理基礎・仮説検証・推定検定・因果推論)、モデル化(回帰・分類・機械学習・深層学習など)があります。プログラミングそのものを問うという記載は、確認した公式ページにありません。 | 受験資格はなし。前提とする学習経験の記述は、確認した公式ページにありません。 | データサイエンティスト協会 DS検定とは |
| 統計検定2級 | 統計検定3・4級の内容に加え、確率(ベイズの定理)、確率分布、標本分布(t分布・カイ二乗分布・F分布など)、推定、仮説検定、カイ二乗検定、線形モデル(回帰分析・実験計画)を含みます。電卓は四則演算や平方根ができる普通電卓なら持ち込め、関数電卓は持ち込めません。解答に必要な統計数値表は会場で配布されます。 | 試験内容は大学基礎課程(1・2年次学部共通)と書かれています。受験前に必要な数学の科目名は、確認した公式ページに記載がありません。 | 統計検定 2級 |
| Python3エンジニア認定基礎試験 | Pythonの文法基礎を問う試験で、主教材「Pythonチュートリアル」の掲載内容が出題範囲です。全40問は選択問題で、第4章「制御構造ツール」9問、第5章「データ構造」7問、第3章「気楽な入門編」6問が中心です。数学・統計の出題は、確認した公式ページに記載がありません。 | プログラミング未経験者が主教材をいきなり読むとつまずくことがあるとして、公式ページが参考図書を3冊挙げています。 | Pythonエンジニア育成推進協会 基礎試験 |
「記載がありません」は、確認した公式ページに載っていないという意味で、出題がないと断定するものではありません。 生成AIパスポートのシラバスPDFと、統計検定2級の出題範囲表の中身までは、この表に反映していません。受験前に各公式ページで最新の範囲を確認してください。
文系の人が進みやすい順の考え方
- 最初の1資格: 生成AIパスポートか生成AIアドバイザー認定試験。数式の出題範囲を名指しする記載が確認できないため、用語と考え方の理解に集中できます。
- 次の1資格: G検定。ディープラーニングの用語に加え、確率・統計と微分の用語が出ます。式を解く力より、期待値や勾配といった言葉の意味を説明できるかが目安になります。
- そのあと: DS検定か統計検定2級。数学や統計が資格の中心なので、G検定の数理の用語が不安だった人は、ここで統計の基礎を固めてから進みます。
- 並行して: Python3エンジニア認定基礎試験。数学より文法の読み取りが中心です。数学が苦手でプログラミングは平気な人は、先にこちらを選ぶ手もあります。
この順番は、公式ページの記載にもとづく編集部の整理です。合格のしやすさや難易度の順位を示すものではありません。
段ごとの入口(先に用語、そのあと演習)
上の順番の各段について、本サイトで最初に開くページをまとめました。用語集で言葉の意味をつかみ、学習計画で進め方を決めてから、演習に進む流れを想定しています。
- 最初の1資格(生成AIパスポート): 用語集、学習計画、演習の入口
- 次の1資格(G検定): 用語集、学習計画、演習の入口
- そのあと(DS検定・統計検定2級): DS検定の学習計画、DS検定の演習の入口、統計検定2級の用語集、統計検定2級の演習の入口
- 並行して(Python3エンジニア認定基礎試験): 出題範囲、学習計画
場面別の読み方
- 数式を見るだけで不安になる人
- 生成AIパスポートは、確認した公式ページに数学・統計・プログラミングの出題範囲の記載がありません。 まず出題形式(60問・60分の四肢択一式)と章ごとの範囲を見て、数式が出ない範囲から学び始めると、試験の雰囲気をつかめます。
- G検定を考えているが、数理・統計の範囲が気になる人
- シラバスには確率・統計と微分の項目があります。計算の手順より、期待値、分散、勾配、誤差逆伝播法といった用語が何を指すかを説明できるように準備します。 G検定の出題形式は知識問題(多肢選択式)で、プログラミングを問う項目はシラバス一覧にありません。
- 統計検定2級に興味はあるが、電卓や数式が心配な人
- 電卓は四則演算や百分率、平方根ができる普通電卓か事務用電卓が持ち込め、関数電卓やプログラム電卓は持ち込めません。 解答に必要な統計数値表は会場で配布されます。出題は90分で35問程度、60点以上で合格です。
- プログラミングの経験がない人
- Python3エンジニア認定基礎試験の公式ページは、未経験者が主教材をいきなり読むとつまずくことがあると書き、参考図書を3冊挙げています。 文法を問う試験なので、数学の知識より、コードの読み方に慣れることが準備の中心になります。
次に知りたいこと
想定対象者と出題レベルの記載は6資格の想定対象者と出題レベル、学習時間の公式の記載は6資格の学習時間の比較表、出題範囲の重なりは6資格の出題範囲の重なりで確かめられます。大学生で学生料金を使いたい人は大学生向けAI資格の選び方も参照してください。
営業・事務・企画・エンジニアなど、職種から選びたい人は職種別のAI資格の選び方にまとめています。資格を受ける順番の全体像はAIを学ぶ順番の地図で見られます。
次に見る比較
- 無料の問題集サイトを選ぶ6つの確認点と収録問題数の実測値
問題数の根拠、解説の有無、出題範囲の版など、選ぶ前に確かめる点を並べます。
- 6資格のシラバス現行版と切替時期の比較
教材を買う前に、受験回に合う出題範囲の版と切替時期を確かめます。
- 6資格の公式テキスト・公式問題集・過去問公開の比較表
公式教材の有無と、過去問や例題の公開状況を資格ごとに並べます。
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)