G検定 用語解説
リッジ回帰とは
線形回帰の損失に、係数の二乗和(L2ノルム)へのペナルティを加えて係数の大きさを抑える手法。ペナルティの強さを決めるαが大きいほど係数は強く縮小され、共線性(説明変数どうしの強い相関)に対して頑健になる。L2正則化を適用した線形回帰にあたる。
この記事の目次
まず押さえる結論
リッジ回帰は、G検定の「大項目4 ディープラーニングの概要」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-07-03。
試験概要(公式)具体例から判断の境界を固める
リッジ回帰を、役割と隣接概念の境界から捉える
線形回帰の損失に、係数の二乗和(L2ノルム)へのペナルティを加えて係数の大きさを抑える手法。ペナルティの強さを決めるαが大きいほど係数は強く縮小され、共線性(説明変数どうしの強い相関)に対して頑健になる。L2正則化を適用した線形回帰にあたる。 試験では名称だけでなく、処理の対象、目的、使う段階を別概念と入れ替えた選択肢が出るため、定義の主語と動作を分けて確認します。
- 問題文で見る箇所
- 係数の二乗和(L2ノルム)へのペナルティで係数を縮小する線形回帰か、係数を0にしてスパースにする線形回帰かを確認します。
- 隣接概念との境界
- リッジ回帰は二乗和のペナルティで係数を全体的に縮小し、ラッソ回帰は絶対値の和のペナルティで係数を厳密に0にして特徴量を減らせます。
誤答しやすい選択肢
- 係数を厳密に0にして特徴量選択を兼ねる手法をリッジ回帰と呼ぶ。定義の主語と処理対象を確認します。
- リッジ回帰の目的だけを見て、同じ目的を持つ別手法まで同じ用語とする。具体的な処理を比較します。
- リッジ回帰を使えば目的が必ず達成されると断定する。適用条件や評価を別に確認します。
4段階の判断手順
- 01問題文が状態、手法、評価指標、制度のどれを説明しているか決める。
- 02定義の中心となる対象と動作がリッジ回帰に一致するか確認する。
- 03隣接概念と共通する目的ではなく、処理や条件の違いを見る。
- 04必ず・完全に・だけでよいという過度な断定がないか見直す。
到達条件: リッジ回帰を一文で説明し、最も混同しやすい隣接概念との違いを処理または条件から言える。
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
×勾配消失問題と勾配爆発の混同、およびReLUなど活性化関数による緩和の役割。
×局所最適解・大域最適解・鞍点の区別(鞍点はある方向に極小・別方向に極大)。
×誤差逆伝播法(バックプロパゲーション)と勾配降下法の役割の取り違え。
関連する確認問題
大項目4 ディープラーニングの概要 / 活性化関数と過学習対策
線形回帰モデルに正則化を適用する際、重みの絶対値の和をペナルティとして損失関数に加えることで一部の重みを厳密に0にし、変数選択(スパースなモデル化)につながる効果を持つ手法はどれか。
正解は「ラッソ回帰」である。ラッソ回帰は線形回帰にL1正則化を適用したもので、重みの絶対値の和をペナルティとして損失関数に加えることで一部の重みを厳密に0にし、変数選択(スパースなモデル化)につながる効果を持つ。リッジ回帰は線形回帰にL2正則化を適用したもので、重みの二乗和をペナルティとして加えて重みを全体的に小さい値へ縮小するが、厳密に0にはしにくく変数選択の効果は弱い。ドロップアウトは学習中に一部のノードをランダムに無効化して過学習を抑える手法、バッチ正規化は各層に入力されるミニバッチのデータ分布を正規化して学習を安定させる手法であり、いずれも重みへペナルティ項を加える正則化ではない。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- リッジ回帰を一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、リッジ回帰に関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)