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用語比較

棒グラフとヒストグラムの違い(統計検定2級の度数分布表とグラフの見分け方)

ヒストグラムは、量的データの分布の様子を見るグラフです。データをいくつかの階級に分け、度数分布表を作ってから描きます。棒グラフは、縦軸にデータ量をとり、棒の高さでデータの大小を表すグラフです。

総務省統計局の「なるほど統計学園」は、ヒストグラムは一見棒グラフに似ているが、面積が度数を表すので階級の幅が異なるときは高さに注意が必要だと説明します。この違いが、2つのグラフを取り違えない最大の手がかりです。

統計検定2級の出題範囲には、データの分布の記述として度数分布表とヒストグラムが含まれます。このページは、棒グラフとヒストグラムを見た目で同じものと考えている人向けです。

ヒストグラムと箱ひげ図の使い分けは別のページで扱い、ここでは棒グラフとの切り分けに絞ります。

この記事の根拠と出典

各セクションの見出しの下に、公式資料で確認した内容か編集部の整理かをラベルで示しています。 試験日・料金・申込条件・試験方式は変わることがあるため、申込前に公式サイトで確認してください。統計検定2級の一次情報確認日: 2026-10-09。

結論

棒グラフ

棒の高さでデータの大小を表す。項目ごとの大小の比較に適する。

ヒストグラム

量的データを階級に分け、度数分布表から描く。面積が度数を表す。

違いを表で確認

比較軸棒グラフヒストグラム
何を見るか棒グラフ:値の高い項目や低い項目の判別、データの大小の比較ヒストグラム:量的データの分布の様子
横軸棒グラフ:項目(都道府県、年、質問の回答など)ヒストグラム:データの階級
縦軸棒グラフ:データ量。棒の高さで大小を表すヒストグラム:その階級に含まれるデータの数(度数)
階級の幅が異なるとき棒グラフ:棒の高さでデータの大小を表すヒストグラム:面積が度数を表すので高さに注意する。幅が2倍なら高さを半分にする
項目の並べ方棒グラフ:並べる順に決まりはないが、多い順、五十音順、時間順などで見やすくするヒストグラム:横軸にデータの階級をとる
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どこで迷っているかを切り分ける

01

見た目が似ているので、2つを同じグラフだと思っている人

統計局の解説は、ヒストグラムは一見棒グラフに似ているが、面積が度数を表すと説明します。横軸も、項目ではなくデータの階級です。

02

階級をまとめたときに、棒が高くなった理由を知りたい人

統計局の解説は、165cm以上170cm未満と170cm以上175cm未満をまとめて7人とした例で、そのまま描くと階級をまとめて人数が増えただけなのに高さが高くなると説明します。

03

階級の数をいくつにすればよいか迷う人

統計局の解説は、通常は5〜10くらいの階級数で描いてみて、データの散らばりがあまり見られなければ階級数を変える方法をとるとしています。

具体例で使い分ける

例 1

都道府県ごとの購入量を比べる場合

項目ごとの大小を比べるグラフを選ぶ設問です。

  • 統計局の解説は、棒グラフは値の高い項目や低い項目の判別に有効で、データの大小を棒の高低で比較するのに適すると説明します。
  • データを並べる順に決まりはなく、データの多い順や北から順などで見やすくします。

結論: 項目ごとの大小の比較は、棒グラフです。

例 2

身長のデータが、どの範囲に何人いるかを見る場合

量的データの分布の様子を見るグラフを選ぶ設問です。

  • 統計局の解説は、ヒストグラムは量的データの分布の様子を見るのに用いるとし、データを階級に分けて度数分布表を作ってから描くと述べます。
  • 横軸に階級、縦軸にその階級のデータの数をとります。

結論: 量的データの分布を見るのは、ヒストグラムです。

例 3

隣り合う2つの階級をまとめて、階級幅が2倍になった場合

階級幅が異なるときの描き方を問う設問です。

  • 統計局の解説は、階級幅が2倍なら横幅を2倍にし、その代わりに高さを半分にして表示すると説明します。
  • 面積がデータの個数に比例するように描くのが、ヒストグラムの考え方です。

結論: 階級幅が2倍になったら、高さは半分にします。

問題文から答えを選ぶ手順

  1. 1

    データの種類を確認する

    項目ごとの量を比べるなら棒グラフ、量的データの分布を見るならヒストグラムです。

  2. 2

    度数分布表の有無を確認する

    ヒストグラムは、階級に分けた度数分布表を作ってから描きます。

  3. 3

    階級幅がそろっているかを確認する

    幅が異なる階級があるときは、面積が度数を表すように高さを調整します。

  4. 4

    階級の数を確認する

    通常は5〜10くらいで描いてみて、散らばりが見えなければ階級数を変えます。

試験での見分け方

  • 1項目の大小の比較が目的なら、棒グラフ。
  • 2量的データの分布を見るのが目的なら、ヒストグラム。
  • 3ヒストグラムは面積が度数を表すので、階級幅が異なれば高さを調整する。
  • 4ヒストグラムは、度数分布表を作ってから描く。

誤答しやすい選択肢

階級幅が異なっても、度数をそのまま高さにして描く

修正: 統計局の解説は、そのまま描くと階級をまとめて人数が増えただけなのに高さが高くなり、誤解のおそれがあるとしています。幅が2倍なら高さを半分にします。

ヒストグラムの縦軸の高さだけで、度数を比べる

修正: ヒストグラムは面積が度数を表します。階級の幅が異なるときは、高さだけでは度数を比べられません。

棒グラフの並べ方に、決まった順序があると考える

修正: 統計局の解説は、棒グラフのデータを並べる順に特に決まりはないとし、多い順や五十音順、時間順などで見やすくするとしています。

確認問題

Q1ヒストグラムで度数を表しているのは、棒の高さと面積のどちらですか?

答え: 面積

そのため階級の幅が異なるときは高さに注意が必要です。

Q2階級の幅が2倍になった階級を描くとき、横幅を2倍にしたら、高さはどうしますか?

答え: 半分にします

面積がデータの個数に比例するように描くためです。

Q3ヒストグラムを描く前に作る表は何ですか?

答え: 度数分布表

データを階級に分けて、各階級の度数をまとめた表です。

到達チェック

  • 棒グラフとヒストグラムの用途の違いを言える
  • ヒストグラムを描く前に度数分布表を作ることを言える
  • 階級幅が異なるときの高さの扱いを言える
  • ヒストグラムの階級数の目安を言える

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よくある質問

Q棒グラフとヒストグラムの最大の違いは何ですか?

A

ヒストグラムは面積が度数を表す点です。量的データを階級に分けて分布を見るのがヒストグラム、項目ごとの大小を棒の高さで比べるのが棒グラフです。

Qヒストグラムを描く前に何をしますか?

A

データの個数と範囲から階級幅を決めて、度数分布表を作ります。そのあとに、表をもとにグラフを描きます。

Q階級幅が異なる場合、どう描きますか?

A

面積が度数に比例するように、幅が2倍なら横幅を2倍にして高さを半分にします。

Q階級数はいくつにすればよいですか?

A

統計局の解説は、通常は5〜10くらいの階級数で描いてみて、散らばりがあまり見られなければ階級数を変えるとしています。

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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)