統計検定2級 用語解説
度数分布表とは
データをいくつかの階級(区間)に区切り、各階級に含まれるデータの個数(度数)を集計して並べた表。ヒストグラムや累積度数グラフは、この表をもとにデータの分布を視覚化したもの。
この記事の目次
まず押さえる結論
度数分布表は、統計検定2級の「第1章 データの記述と要約」に出てくる用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-10-09。
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試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
「第1章 データの記述と要約」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。
- 平均・中央値・最頻値の使い分け。外れ値があると平均は大きく動きやすいが、中央値は比較的影響を受けにくい。
- 相関と因果の混同。相関係数が大きくても因果関係を示すとは限らない。
- 分散・標準偏差・変動係数の使い分けの誤り。単位や平均の大きさが異なる比較では変動係数が使われる。
関連する確認問題
第1章 データの記述と要約 / データの分布のグラフ表現
度数分布表の階級幅が階級ごとに異なる。階級幅10の隣の階級が度数30のとき、階級幅20で度数40の階級を、面積が度数に比例するようにヒストグラムへ描く。幅10あたりの度数を縦軸の高さとするとき、幅20の階級の棒の高さはいくつか。
正解は「20」である。ヒストグラムは面積が度数を表すので、階級幅が2倍の階級は高さを度数÷幅の比で調整する。幅10あたりの度数に換算すると、40÷(20÷10)=20となる。30は隣の階級の高さで、この階級の値ではない。40は度数をそのまま高さにした値で、幅が2倍であることを無視している。80は幅の倍率を割らずに掛けた値である。幅が基準の整数倍の階級では、度数を倍率で割ると基準幅あたりの度数になり、棒の高さがそろえて比べられる。階級幅が同じなら、高さは度数そのものと比例するので、このような調整は要らない。
第1章 データの記述と要約 / データの分布のグラフ表現
階級幅が階級ごとに異なる度数分布表から、面積が度数に比例するようにヒストグラムを描いた。最も棒が高い階級が、最も多くのデータを含む階級であるという読み方の適否として、最も適切なものはどれか。
正解は「必ずしも当てはまらない」である。階級幅が異なるときのヒストグラムは面積が度数を表すので、度数は高さ×幅で決まる。高さが低くても幅が広い階級は面積が大きく、度数が多いことがある。そのため、棒の高さだけで多い少ないを判断せず、階級幅も確認する必要がある。階級幅がそろっている場合は高さの比較で足りるが、幅が異なる場合は面積で比べる。棒グラフでは高さが値を表すが、階級幅が異なるヒストグラムでは面積が度数を表す。同じ見た目の「棒」でも、読み方の約束が異なる点に注意が必要である。
第1章 データの記述と要約 / データの分布のグラフ表現
度数分布表を作るとき、データの値が階級の境界とちょうど一致する場合でも、各データがちょうど1つの階級に入るようにする方法として最も適切なものはどれか。
正解は「階級を「以上」「未満」で定義し、境界値は一方の階級だけに入るようにする」である。総務省統計局の説明にあるように、境界値が2つの階級に重複したり脱落したりしないよう、「以上」「未満」の言葉で階級を明確に定義する。たとえば「10以上20未満」と「20以上30未満」なら、値20は後者だけに入る。重複は度数の二重計上、除外は脱落を招く。度数分布表の度数の合計がデータの総数と一致することは、階級の定義が正しいかを確かめる簡単な点検になる。階級数は通常5〜10程度で試し、分布の散らばりが見えなければ階級数を変える。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- 度数分布表を一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、度数分布表に関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)