統計検定2級 第1章 データの記述と要約 予想問題と解説
統計検定2級「第1章 データの記述と要約」の予想問題を56問収録しています。このページでは代表42問を解説つきで掲載し、全問は演習画面で解けます。公式シラバスの範囲で作成しています。
この章の要点
中心傾向の指標・散布図と相関・中心と散らばりの活用・散らばりなどの指標・カテゴリカルデータ・時系列データの処理・データの分布のグラフ表現・分布の特徴を表す指標などを扱う分野です。全56問(基礎8問・標準24問・応用24問)を収録しています。
- 中心傾向の指標
- 散布図と相関
- 中心と散らばりの活用
- 散らばりなどの指標
- カテゴリカルデータ
- 時系列データの処理
- データの分布のグラフ表現
- 分布の特徴を表す指標
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、問題数・難易度・確認点は当サイトが集計・編集。 一次情報確認日: 2026-07-11。
試験概要(公式)確認しておきたいポイント
当サイトの作問時に観察した、取り違えやすい論点です(公式の統計ではありません)。
- 平均・中央値・最頻値の使い分け。外れ値があると平均は大きく動きやすいが、中央値は比較的影響を受けにくい。
- 相関と因果の混同。相関係数が大きくても因果関係を示すとは限らない。
- 分散・標準偏差・変動係数の違い。単位や平均の大きさが異なる比較では変動係数が使われる。
この章の関連用語
この分野の問題で扱う用語です。意味があいまいなものは、用語集で定義を確認できます。
この章に関連する比較記事
混同しやすい2つの概念を並べて整理した記事です。
よくある質問
Q第1章 データの記述と要約は何問収録されていますか?
現在56問を収録しています。内訳は基礎8問・標準24問・応用24問です。
Q第1章 データの記述と要約の頻出論点は何ですか?
中心傾向の指標・散布図と相関・中心と散らばりの活用・散らばりなどの指標・カテゴリカルデータ・時系列データの処理・データの分布のグラフ表現・分布の特徴を表す指標などが出題対象です(当サイト収録問題に基づく編集部集計)。
Q間違えた問題はどう復習すればいいですか?
誤答した選択肢のどこがずれていたかを解説で確認し、関連用語がある場合は用語集で定義に戻ってから再演習することをおすすめします。
外れ値が含まれるデータで、中心的な位置を表す代表値として平均より影響を受けにくいものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「中央値」である。中央値はデータを大きさの順に並べたときに中央に来る値であり、外れ値がどれだけ極端でも順位は動かないため、代表値としての位置が大きく崩れない。分散はデータのばらつきの大きさを表す指標であり、各値と平均との差を二乗して平均するため、外れ値があるとむしろ二乗の効果で値が大きく跳ね上がる。標準偏差は分散の平方根でありばらつきを表す点は分散と同じで、外れ値の影響を強く受ける。変動係数は標準偏差を平均で割った相対的なばらつきの指標であり、平均自体が外れ値の影響を受けるため頑健とはいえず、いずれも中心的な位置を表す代表値ではない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
2つの変数の相関係数が大きいときの解釈として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「2つの変数の間に直線的な関係が強いことを示すが、それだけで因果関係があるとはいえない」である。相関係数は2つの量的変数の間にある直線的な関係の強さと向きを表す指標である。値が大きくても第三の要因や偶然によって相関が生じることがあるため、相関係数の大きさだけで因果関係を断定することはできない。一方が原因であることを必ず示す、カテゴリ変数であることを示す、無作為抽出でないことを示すという説明は誤りである。相関係数が直接表すのは2変数間の直線的な関係であり、原因の向き、変数の種類、標本抽出の方法ではない。指標が測っている対象と、そこからは判断できない因果を分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
平均が大きく異なる2つのデータ群のばらつきを相対的に比較したいときに使う指標として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「変動係数」である。変動係数は標準偏差を平均で割った指標で、平均の大きさや単位が異なる2つのデータ群のばらつきを相対的に比較したいときに使われる。標準偏差そのものだと平均が大きいデータ群ほど値も大きくなりやすく単純比較がしにくいため、平均で割ることでばらつきの度合いをそろえて比較できるようにしている。「最頻値」はデータの中で最も出現頻度が高い値を示す代表値であり、ばらつきではなく分布の中心を表す指標である。「中央値」はデータを大きさの順に並べたときの中央の値を示す代表値であり、これも中心を表すもので相対的なばらつきの比較には使わない。「偏差値」は個々のデータを平均と標準偏差に基づいて標準化した尺度であり、集団内での個々の値の位置を表すもので、2つのデータ群のばらつきそのものを比較する指標ではない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
データの散らばりを、各データと平均の差の2乗の平均として表す指標はどれか。
答えと解説を見る
正解は「分散」である。分散は、各データと平均との差を2乗し、それらを平均したもので、データの散らばりの大きさを表す指標である。分散の平方根を取ったものが標準偏差であり、元のデータと同じ単位で散らばりを表せる。「中央値」はデータを大きさの順に並べたときの中央の値を示す代表値であり、散らばりではなく分布の中心を表す。「相関係数」は2つの量的変数の間にある直線的な関係の強さと向きを表す指標であり、1変数のデータの散らばりを表すものではない。「クロス集計表」は2つのカテゴリ変数の組み合わせごとの度数を整理した表であり、量的変数の散らばりを2乗平均で表す指標ではない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
2つの量的変数の関係を点の集まりとして視覚的に確認する図はどれか。
答えと解説を見る
正解は「散布図」である。散布図は、2つの量的変数をそれぞれ横軸・縦軸に取り、個々の観測値を点として描く図で、2変数の関係が直線的か、その向きや強さ、外れ値の有無などを視覚的に確認できる。「箱ひげ図」は1つの量的変数について、最小値・四分位数・最大値などの分布の要約を箱とひげで表す図であり、2つの変数の関係を点で示すものではない。「クロス集計表」は2つのカテゴリ変数の組み合わせごとの度数を数値で整理した表であり、量的変数を点として視覚化するものではない。「偏差値」は個々のデータを平均と標準偏差に基づいて標準化した数値であり、図ではなく1つの値を表す指標である。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
データを小さい順に並べたとき、下位25%・50%・75%にあたる位置の値をまとめて表す用語はどれか。
答えと解説を見る
正解は「四分位数」である。四分位数は、1つの量的変数のデータを小さい順に並べたときに、下位25%・50%・75%にあたる位置の値をまとめて表す用語であり、箱ひげ図の作成にも使われる。共分散は2つの量的変数がそれぞれの平均からどの方向に同時にずれるかを表す指標、相関係数は共分散を標準化して2変数の関係の強さと向きを表す指標であり、いずれも1変数の順序上の位置を表す値ではない。期待度数はカイ二乗検定で観測度数と比較するために計算する値であり、データを並べた位置の値とは無関係である。設問の「小さい順に並べたとき」「下位25%・50%・75%」という条件は、1変数の分布を4等分する位置の値である四分位数に直接対応する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
データの分布を、中央値、四分位数、最大値・最小値などを使って視覚的に表す図はどれか。
答えと解説を見る
正解は「箱ひげ図」である。箱ひげ図は、中央値、四分位数、最大値・最小値などを用いて1つの量的変数の分布を箱とひげで視覚的に要約する図である。散布図は2つの量的変数の値を点として並べ、変数間の関係を見るための図であり、中央値や四分位数を使う分布の要約図ではない。クロス集計表は2つのカテゴリ変数の組み合わせごとの度数を表にまとめたものであり、量的変数の分布を視覚化する図ではない。回帰直線は回帰分析で求める直線であり、中央値や四分位数から作る図ではない。設問の「中央値、四分位数、最大値・最小値などを使って視覚的に表す」という条件は、これらの値を箱とひげで表す箱ひげ図に直接対応する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
2つの量的変数が、それぞれの平均からどの方向に同時にずれるかを表す指標はどれか。
答えと解説を見る
正解は「共分散」である。共分散は、2つの量的変数がそれぞれの平均からどの方向(正または負)に同時にずれるかを表す指標であり、正の値なら同じ方向に、負の値なら逆方向にずれる傾向を示す。変動係数は1つの量的変数の標準偏差を平均で割った相対的なばらつきを表す指標であり、2変数の同時のずれ方を表すものではない。最頻値は1つの量的変数の中で最も多く現れる値であり、2変数の関係を表す指標ではない。標本誤差は標本を用いることで母集団全体との間に生じるずれであり、2変数の平均からのずれの方向を表す指標ではない。設問の「2つの量的変数」「それぞれの平均からどの方向に同時にずれるか」という条件は、共分散に直接対応する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
カテゴリごとにデータを分け、それぞれの集団で分布や関係を見る考え方はどれか。
答えと解説を見る
正解は「層別」である。層別は、データをカテゴリや条件ごとの層に分け、それぞれの集団ごとに分布や2変数間の関係を確認する考え方であり、全体をまとめて見ると隠れてしまう傾向を層ごとに見つけやすくする。標準化は値から平均を引き標準偏差で割る変換処理であり、データをカテゴリごとの集団に分ける考え方ではない。点推定は母平均や母比率などの母数を1つの値で推定する方法であり、集団を分けて見る考え方ではない。最小二乗法は残差の2乗和を最小にすることで回帰直線を求める方法であり、カテゴリごとに集団を分ける考え方とは異なる。設問の「カテゴリごとにデータを分け」「それぞれの集団で分布や関係を見る」という条件は、層別に直接対応する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
ある値が平均からどれだけ離れているかを、標準偏差を基準にして比較しやすくする処理はどれか。
答えと解説を見る
正解は「標準化」である。標準化は、値から平均を引き、その差を標準偏差で割ることで、ある値が平均からどれだけ離れているかを異なる単位や尺度でも比較しやすくする処理である。独立性の検定は2つのカテゴリ変数をクロス集計表に並べたときの関連の有無を調べる検定、適合度検定は観測度数が想定した分布にどの程度当てはまるかを調べる検定であり、いずれもカイ二乗検定の枠組みに属し、値を平均と標準偏差で変換する処理ではない。重回帰分析は複数の説明変数を用いて目的変数との関係を表す分析であり、1つの値を平均と標準偏差の基準で変換する処理ではない。設問の「平均からどれだけ離れているか」「標準偏差を基準にして比較しやすくする」という条件は、標準化に直接対応する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
四分位数を用いる説明として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「データを小さい順に並べ、分布の位置を4等分する点を用いて分布を要約する」である。四分位数は、データを小さい順に並べたときに分布を4等分する位置の値であり、中央値や箱ひげ図と合わせて分布の偏りやばらつきを見るために使われる。2つの量的変数の関係を表すのは相関係数、母平均を区間推定するのは区間推定、カテゴリ変数の独立性を検定するのは独立性の検定であり、いずれも四分位数とは異なる。四分位数は1変数の観測値を順序づけて分布を要約する道具である。2変数の関係、母集団の推定、カテゴリ変数の検定という別の目的へ移っていないかを確認する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
箱ひげ図から読み取りやすい情報として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「中央値、四分位数、データのばらつきの概要」である。箱ひげ図は、中央値や四分位数をもとに、1変数データの分布の位置やばらつきの概要を視覚的に要約する図である。仮説検定で用いる帰無仮説のp値は棄却域の判断に使う値であり、箱ひげ図から直接読み取れるものではない。母比率の信頼区間は区間推定で求める値、回帰係数の推定式は回帰分析で求める式であり、いずれも箱ひげ図が直接示す情報ではない。 図が符号化している要素を見る。箱は第1四分位数から第3四分位数、箱内の線は中央値を示し、ひげなどと合わせて散らばりを要約する。p値、信頼区間、回帰式は別の推測統計・回帰手続きで求める情報である。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
データの中で最も多く現れる値を何というか。
答えと解説を見る
正解は「最頻値」である。最頻値はデータの中で最も多く現れる値であり、代表値の一つである。平均は値の合計をデータ数で割った値、中央値はデータを大きさの順に並べたときの中央に位置する値であり、いずれも最頻値とは異なる代表値である。標準偏差はデータが平均の周りでどの程度ばらついているかを表す指標であり、代表値ではなく散らばりの大きさを表す点で最頻値とは役割が異なる。 代表値は計算方法で見分ける。合計を個数で割るのは平均、順序を付けた中央は中央値、出現回数が最大の値は最頻値である。標準偏差は中心ではなく平均からの散らばりを示す。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
共分散に関する説明として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「2つの変数が平均から同じ向きにずれる傾向があるかを表す量である」である。共分散は、2つの量的変数がそれぞれの平均からどのような向きに一緒にずれるかを表す量である。相関係数は共分散を標準偏差で調整した指標として解釈できる。共分散は1つの変数の代表値だけを表す量でも、標本調査の回答漏れによる非標本誤差でも、カイ二乗検定の期待度数でもなく、それぞれ目的や対象とするデータの種類が異なる指標である。「2つの変数」「それぞれの平均からのずれ」「ずれる向き」の3点を含む説明を探す。1変数の要約、調査誤差、期待度数はこの構造を持たない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
相関係数だけを見て判断するときの注意点として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「直線的な関係の強さは示すが、層別や散布図の確認なしに因果まで断定しない」である。相関係数は2つの量的変数の直線的な関係を要約する指標だが、散布図で外れ値や形を確認したり、層別による見え方の違いを考えたりする必要がある。値が正でも一方が他方の原因と断定できるわけではなく、値が0でも他の形の関係が残る場合がありあらゆる意味で無関係とはいえず、カテゴリ変数の自由度を表す指標でもない。数値だけで判断せず、散布図の形、外れ値、層別を確認することが注意点である。符号や0という値を因果・完全な無関係へ拡大解釈しない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
平均と中央値の使い分けとして、外れ値の影響が大きいデータで特に注意すべきことはどれか。
答えと解説を見る
正解は「平均は外れ値の影響を受けやすいため、中央値も確認して分布の中心を判断する」である。平均はすべての観測値を計算に使うため、極端に大きい値や小さい値があると位置が動きやすい。中央値はデータを順序づけたときの中央の値で、平均に比べて外れ値の影響を受けにくい。したがって外れ値が目立つデータでは、一方だけで分布の中心を決めず、平均と中央値を併せて確認する。分散はばらつき、クロス集計表はカテゴリ変数の組合せ、相関係数は2変数の関係を扱うため、中央値の定義や使い分けとは異なる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
標準化を行う目的として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「平均や標準偏差が異なるデータを共通の尺度で比較しやすくする」である。標準化は、元の値を平均と標準偏差にもとづいて変換し、単位やばらつきの異なるデータを同じ基準で見られるようにする処理である。問題文では、変換の結果そのものではなく、異なるデータ同士を比較する目的を問うている。すべてのデータの分散を0にするとばらつきがなくなるため、標準化の説明ではない。カテゴリ変数の自由度はカイ二乗検定など、母比率の検定は仮説検定の手続きに関する論点であり、尺度をそろえる処理とは別である。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
2変数データを散布図で見る主な目的として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「2つの量的変数の関係の向きや強さ、外れ値の有無を視覚的に確認する」である。散布図は、各観測について2つの量的変数の値を1点として描き、点の並び方から相関の向きや強さ、全体から離れた外れ値を視覚的に確認する。選択肢では、扱う変数が2つとも量的か、確認方法が視覚的か、見る対象が関係性や外れ値かを照合する。信頼係数は区間推定、母分散は母集団のばらつき、余事象はある事象が起こらない確率に関する語であり、散布図の主目的にはならない。相関係数だけでなく点の配置を見ることで、関係の全体像と外れ値を同時に点検できる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
層別してデータを見る意義として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「全体では見えにくい傾向や、層ごとの相関の違いを確認できる」である。層別は、データを意味のある層に分けて見ることで、全体だけを見たのでは気づきにくい傾向や、層ごとの相関の違いを確認する考え方である。どの層でも代表値を必ず一致させられるという説明、標本誤差と非標本誤差が必ず消えるという説明、正規分布を二項分布へ変換する処理とする説明は、いずれも誤りである。 層別はデータ生成の背景が異なる群を分けて比較する操作である。代表値を機械的に一致させる処理でも誤差を消す方法でもなく、確率分布の型を変換するものでもない。集計による見かけの関係と層ごとの関係の違いを発見できる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
クロス集計表と散布図の使い分けとして、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「クロス集計表はカテゴリ変数の組み合わせ、散布図は2つの量的変数の関係を見るときに使う」である。使い分けの基準は、扱う変数の型と表示したい内容である。クロス集計表は2つのカテゴリ変数について組合せごとの度数を表にまとめる。散布図は2つの量的変数の値を点として描き、関係を視覚的に見る。標準正規分布やt分布は確率分布、回帰直線は量的変数の関係を表す線、母比率の信頼区間は区間推定の結果であり、表と図の入力データの違いを説明していない。先にカテゴリか量的かを判定する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
偏差値の説明として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「標準化した値を、平均を基準にした別の尺度へ変換した指標である」である。偏差値は、標準化の考え方をもとに、平均を基準にした尺度へ変換した指標であり、データの位置を共通の尺度で比較したい場面で使われる。期待度数はカイ二乗検定で期待される度数であり、偏差値とは無関係である。棄却域は帰無仮説を棄却する範囲を指す概念であり、重回帰分析は説明変数が複数ある回帰分析であって、いずれも偏差値とは異なる。偏差値が指す「尺度の変換」と、期待度数・棄却域・重回帰分析という別章の概念を取り違えていないかで見分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
標準偏差を使う主な目的として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「データが平均の周りでどの程度ばらついているかを表す」である。標準偏差は、データが平均の周りでどの程度ばらついているかを表す指標であり、分散の平方根として解釈されることも多い。2つのカテゴリ変数の独立性を示すのは独立性の検定の役割であり、標準偏差そのものが独立性を示すわけではない。標本調査のバイアスは無作為抽出などで抑える対象であり、標準偏差を求めても必ず消えず、回帰係数を0にする働きもない。 標準偏差は分散の平方根で、観測値と平均の典型的な距離をデータと同じ単位で示す。カテゴリ変数の独立性は検定、抽出バイアスは標本設計、回帰直線の傾きは回帰係数の問題であり、標準偏差を計算しても自動的には変わらない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
相関係数の値の範囲と解釈として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「正負の符号は関係の向き、絶対値の大きさは直線的な関係の強さを見る手がかりになる」である。相関係数は2つの量的変数の直線的な関係の向きと強さを表す指標であり、正負の符号は関係の向き、絶対値の大きさは関係の強さを見る手がかりになる。値は−1から1を取り負にもなるため、常に0以上とする説明は誤りである。相関が強くても値が大きいほど因果が必ず証明されるわけではなく、自由度はクロス集計表で用いる概念であり相関係数ではない。値の範囲を誤って限定していないか、相関と因果を混同していないかで見分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
散布図で外れ値らしい点が見えるときの対応として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「相関係数だけで判断せず、点の位置や層別の必要性を確認する」である。散布図で外れ値らしい点が見える場合、相関係数だけで判断せず、点の位置、データの意味、層別の必要性を確認する。外れ値だけで因果を断定したり、標本平均やカイ二乗分布の使用可否を直接決めたりするものではない。 外れ値は相関係数を大きく変える場合があるため、図上の位置、測定・入力の妥当性、異なる層の混在を確認する。存在だけで因果を証明せず、平均の計算可否やカイ二乗分布の使用可否を一律に決める条件でもない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
共分散と相関係数の違いとして、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「相関係数は共分散を標準偏差で調整し、尺度に依存しにくくした指標である」である。共分散は2変数が平均からどの向きに一緒にずれるかを表す量であり、相関係数は共分散を標準偏差で調整することで尺度に依存しにくくした指標として解釈できる。共分散が必ず0で相関係数が必ず1になるという説明、母比率や信頼係数の別名とする説明、期待度数だけを表すという説明は、いずれも誤りである。共分散と相関係数の違いを、標準偏差による調整の有無として説明しているかで見分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
変動係数を使う場面として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「平均の大きさが異なるデータ群のばらつきを相対的に比較したい場面」である。変動係数は、標準偏差を平均で割って算出する相対的なばらつきの指標である。平均の水準や単位が異なるデータ群どうしのばらつきを相対的に比較したい場面で使いやすい。カテゴリ変数の期待度数だけを求める場面、帰無仮説の棄却域を必ず0にしたい場面、説明変数どうしの相関を必ずなくす多重共線性を避けたい場面とは、それぞれ目的も使う指標も異なる。変動係数が示すのは平均を基準にした相対的なばらつきであり、期待度数・棄却域・多重共線性という別の章の概念に置き換えていないかで見分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
四分位数と中央値の関係として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「中央値は、四分位数の考え方では中央に位置する値として扱われる」である。四分位数はデータを小さい順に並べて分布を4等分する位置の値であり、箱ひげ図にも用いられる。中央値はその中で中央に位置する値として扱われ、平均や標準偏差と同じ値になるとは限らない。標準偏差はデータのばらつきを表す指標であり、分布の位置を表す中央値とは役割が異なる。四分位数も回帰係数を分けた値やカイ二乗検定の自由度ではなく、データの分布の位置を要約する指標である。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
相関が強く見える散布図でも因果を断定できない理由として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「第三の要因や層別によって見え方が変わる可能性があるため」である。相関は2変数の関係の強さを示すが、第三の要因が存在したり層別によって見え方が変わったりすることがあるため、散布図や相関係数だけで因果を断定するのは不適切である。相関係数を母比率とする説明、散布図で標本平均が計算できないという説明、相関が強いと標準偏差が必ず0になるという説明は、いずれも誤りである。 相関は二変数の同時変化を示すが、原因の方向や交絡因子を特定しない。全体の散布図では強く見えても、属性で層別すると各層の関係が弱い場合もある。相関係数は母比率ではなく、散布図から平均も計算でき、強い相関が標準偏差0を意味するわけでもない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
クロス集計表を読むときの注意として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「度数だけでなく、行や列の合計に対する割合も確認すると関係を見やすい」である。クロス集計表ではカテゴリ変数の組み合わせごとの度数を整理する。行や列の合計に対する割合も確認すると、単なる件数差ではなく関係の見え方を把握しやすい。クロス集計表は量的変数の相関係数だけを計算する表ではなく、標準正規分布の曲線そのものでもなく、作っても標本誤差が必ず消えるわけでもない。相関係数は量的変数どうしの関係の強さを表す値であり、カテゴリ変数の度数を整理するクロス集計表の読み方の話とは水準が異なる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
平均、中央値、最頻値を一緒に確認する意義として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「分布の中心を一つの指標だけで決めず、偏りや外れ値の影響を考えやすくする」である。平均、中央値、最頻値はいずれも代表値であり、データの分布や外れ値の影響によって見え方が異なる。3つを併用すると、中心の捉え方を一つの指標に頼らず多面的に判断できる。3つを確認しても分散が必ず0になるわけではなく、回帰係数の別名でもなく、母比率の検定が不要になるわけでもなく、それぞれ別の概念として区別しておく必要がある。特に平均は外れ値に影響されやすい代表値であり、中央値や最頻値と合わせて確認することで分布の実態を捉えやすくなる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
層別後に相関の見え方が変わる場合の解釈として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「全体の相関だけで判断せず、層ごとの散布図や背景を確認する」である。層別によって相関の見え方が変わる場合、全体の相関係数だけで判断すると誤解しやすい。層ごとの散布図やデータの背景を確認し、因果を直接断定しないことが重要である。層別すれば因果関係が必ず証明されるわけではなく、層別後も相関係数自体は計算できる指標であり、標準偏差を必ず0にする処理でもない。 層の構成比や背景要因が全体相関を作る場合があるため、全体係数だけで結論を出さず、層ごとの散布図・相関・データ生成背景を確認する。層別は因果を自動証明せず、相関計算を禁止せず、標準偏差を0にもしない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
箱ひげ図と平均・標準偏差を併用する意義として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「箱ひげ図で分布の位置や偏りを見て、平均と標準偏差で数値的な要約も確認できる」である。箱ひげ図は中央値や四分位数を用いて分布の位置や偏りを視覚的に確認できる図であり、平均と標準偏差を併用すると中心とばらつきを数値としても要約できる。箱ひげ図から帰無仮説のp値を直接読み取ることはできず、箱ひげ図を使っても標本誤差が消えるわけではなく、平均と標準偏差はクロス集計表以外の量的データにも広く使える指標である。分布の形を図で捉える情報と、中心・ばらつきを数値で捉える情報は互いに補い合う関係にあり、どちらか一方だけでは判断材料が不足する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
共分散の符号だけで判断するときの注意として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を見る
正解は「共分散の符号は関係の向きを示すが、尺度に依存するため相関係数も確認するとよい」である。共分散は2変数が平均から同じ向きにずれる傾向があるかどうかを符号で表すが、その値の大きさは変数の尺度に依存するため、関係の強さを比較するには相関係数もあわせて確認するとよい。共分散が正だからといって因果関係が必ずあるとは言えず、共分散は負の値もとり、母比率の信頼区間とは別の概念である。共分散の符号から関係の向きは読み取れても、関係の強さを比較するには尺度に依存しない相関係数まで確認する必要がある。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
時系列データの短期的な変動をならして傾向を見やすくする処理として、公式出題範囲に挙げられているものはどれか。
答えと解説を見る
判断軸は、時間順に並ぶ値の短期変動をならす処理かどうかである。時系列データの処理では平滑化の方法として移動平均が挙げられる。クロス集計表はカテゴリカルデータ、標準化は中心と散らばりの活用、箱ひげ図は分布の散らばりを把握する場面の用語であり、設問の処理目的とは異なる。選択肢を計算処理、集計表、データ変換、分布図に分けると、時系列の平滑化に対応する計算処理だけを残せる。公式範囲で平滑化と括弧書きで対応している移動平均を選ぶ。問われるのは隣接する時点の値を用いて変動をならす方法の名称である。
https://www.toukei-kentei.jp/hubfs/files/grade_range/grade2_hani_20181214.pdf (2026-08-11確認)
店舗規模が大きく異なる二地域について、平均売上に対する売上のばらつきを比較したい。適切な指標はどれか。
答えと解説を見る
この事例では「平均の大きさを考慮した相対的なばらつきか」を確認すると、平均の大きさが異なるデータ群のばらつきを相対的に比較したい場面に絞れる。正解は「平均の大きさが異なるデータ群のばらつきを相対的に比較したい場面」である。変動係数は、標準偏差を平均で割って算出する相対的なばらつきの指標である。平均の水準や単位が異なるデータ群どうしのばらつきを相対的に比較したい場面で使いやすい。カテゴリ変数の期待度数だけを求める場面、帰無仮説の棄却域を必ず0にしたい場面、説明変数どうしの相関を必ずなくす多重共線性を避けたい場面とは、それぞれ目的も使う指標も異なる。変動係数が示すのは平均を基準にした相対的なばらつきであり、期待度数・棄却域・多重共線性という別の章の概念に置き換えていないかで見分ける。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
来店時間を小さい順に並べ、全体を四つに分ける境界と中央の値を確認する。中央値の位置づけはどれか。
答えと解説を見る
この事例では「並べたデータの中央に位置する第二四分位数か」を確認すると、中央値は、四分位数の考え方では中央に位置する値として扱われるに絞れる。正解は「中央値は、四分位数の考え方では中央に位置する値として扱われる」である。四分位数はデータを小さい順に並べて分布を4等分する位置の値であり、箱ひげ図にも用いられる。中央値はその中で中央に位置する値として扱われ、平均や標準偏差と同じ値になるとは限らない。標準偏差はデータのばらつきを表す指標であり、分布の位置を表す中央値とは役割が異なる。四分位数も回帰係数を分けた値やカイ二乗検定の自由度ではなく、データの分布の位置を要約する指標である。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
気温と飲料売上に強い相関があった。これだけで気温が売上増加の唯一の原因と断定できない理由はどれか。
答えと解説を見る
この事例では「第三の要因や集団構成が関係している可能性か」を確認すると、第三の要因や層別によって見え方が変わる可能性があるために絞れる。正解は「第三の要因や層別によって見え方が変わる可能性があるため」である。相関は2変数の関係の強さを示すが、第三の要因が存在したり層別によって見え方が変わったりすることがあるため、散布図や相関係数だけで因果を断定するのは不適切である。相関係数を母比率とする説明、散布図で標本平均が計算できないという説明、相関が強いと標準偏差が必ず0になるという説明は、いずれも誤りである。 相関は二変数の同時変化を示すが、原因の方向や交絡因子を特定しない。全体の散布図では強く見えても、属性で層別すると各層の関係が弱い場合もある。相関係数は母比率ではなく、散布図から平均も計算でき、強い相関が標準偏差0を意味するわけでもない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
年代別と商品選択別の表を比較する際、人数の多い年代に引きずられず傾向を見たい。確認すべきものはどれか。
答えと解説を見る
この事例では「度数に加えて行・列合計に対する割合を見るか」を確認すると、度数だけでなく、行や列の合計に対する割合も確認すると関係を見やすいに絞れる。正解は「度数だけでなく、行や列の合計に対する割合も確認すると関係を見やすい」である。クロス集計表ではカテゴリ変数の組み合わせごとの度数を整理する。行や列の合計に対する割合も確認すると、単なる件数差ではなく関係の見え方を把握しやすい。クロス集計表は量的変数の相関係数だけを計算する表ではなく、標準正規分布の曲線そのものでもなく、作っても標本誤差が必ず消えるわけでもない。相関係数は量的変数どうしの関係の強さを表す値であり、カテゴリ変数の度数を整理するクロス集計表の読み方の話とは水準が異なる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
所得データに一部の極端な高額値がある。分布の中心を評価するとき平均以外も見る理由はどれか。
答えと解説を見る
この事例では「偏りや外れ値による代表値への影響を確認するか」を確認すると、分布の中心を一つの指標だけで決めず、偏りや外れ値の影響を考えやすくするに絞れる。正解は「分布の中心を一つの指標だけで決めず、偏りや外れ値の影響を考えやすくする」である。平均、中央値、最頻値はいずれも代表値であり、データの分布や外れ値の影響によって見え方が異なる。3つを併用すると、中心の捉え方を一つの指標に頼らず多面的に判断できる。3つを確認しても分散が必ず0になるわけではなく、回帰係数の別名でもなく、母比率の検定が不要になるわけでもなく、それぞれ別の概念として区別しておく必要がある。特に平均は外れ値に影響されやすい代表値であり、中央値や最頻値と合わせて確認することで分布の実態を捉えやすくなる。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
全社員では年齢と成績が正に関連したが、職種別では関係が弱かった。最初に行う解釈はどれか。
答えと解説を見る
この事例では「全体だけでなく層別した散布図と背景を確認するか」を確認すると、全体の相関だけで判断せず、層ごとの散布図や背景を確認するに絞れる。正解は「全体の相関だけで判断せず、層ごとの散布図や背景を確認する」である。層別によって相関の見え方が変わる場合、全体の相関係数だけで判断すると誤解しやすい。層ごとの散布図やデータの背景を確認し、因果を直接断定しないことが重要である。層別すれば因果関係が必ず証明されるわけではなく、層別後も相関係数自体は計算できる指標であり、標準偏差を必ず0にする処理でもない。 層の構成比や背景要因が全体相関を作る場合があるため、全体係数だけで結論を出さず、層ごとの散布図・相関・データ生成背景を確認する。層別は因果を自動証明せず、相関計算を禁止せず、標準偏差を0にもしない。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
配送時間の分布を、四分位範囲や外れ値と平均・標準偏差の両面から確認したい。適切な組合せはどれか。
答えと解説を見る
この事例では「箱ひげ図と数値的要約を併用するか」を確認すると、箱ひげ図で分布の位置や偏りを見て、平均と標準偏差で数値的な要約も確認できるに絞れる。正解は「箱ひげ図で分布の位置や偏りを見て、平均と標準偏差で数値的な要約も確認できる」である。箱ひげ図は中央値や四分位数を用いて分布の位置や偏りを視覚的に確認できる図であり、平均と標準偏差を併用すると中心とばらつきを数値としても要約できる。箱ひげ図から帰無仮説のp値を直接読み取ることはできず、箱ひげ図を使っても標本誤差が消えるわけではなく、平均と標準偏差はクロス集計表以外の量的データにも広く使える指標である。分布の形を図で捉える情報と、中心・ばらつきを数値で捉える情報は互いに補い合う関係にあり、どちらか一方だけでは判断材料が不足する。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)
身長と体重の共分散が正だった。尺度の影響を除いて関係の強さも比較するには何を確認すべきか。
答えと解説を見る
この事例では「標準偏差で調整された相関係数も見るか」を確認すると、共分散の符号は関係の向きを示すが、尺度に依存するため相関係数も確認するとよいに絞れる。正解は「共分散の符号は関係の向きを示すが、尺度に依存するため相関係数も確認するとよい」である。共分散は2変数が平均から同じ向きにずれる傾向があるかどうかを符号で表すが、その値の大きさは変数の尺度に依存するため、関係の強さを比較するには相関係数もあわせて確認するとよい。共分散が正だからといって因果関係が必ずあるとは言えず、共分散は負の値もとり、母比率の信頼区間とは別の概念である。共分散の符号から関係の向きは読み取れても、関係の強さを比較するには尺度に依存しない相関係数まで確認する必要がある。
https://www.toukei-kentei.jp/grade/grade2/ (2026-07-11公式出題範囲照合)