生成AIパスポート 用語解説
プロンプトとは
生成AIに対して出力の指示や条件を与える、入力のテキストや文章。
この記事の目次
まず押さえる結論
プロンプトは、生成AIパスポートの「第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例」に出てくる用語です。見分けの要点は、プロンプトエンジニアリングは、望ましい出力を得るために指示(プロンプト)の与え方を工夫・設計する取り組みです。プロンプトはその工夫の対象となる入力のテキストや文章そのものを指します。プロンプトが「もの」、プロンプトエンジニアリングがそれを「工夫する取り組み」という関係で区別します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-08-31。
公式シラバス(PDF)(公式)混同しやすい用語との差
プロンプト / ファインチューニング
プロンプトは、モデルへの入力指示や条件指定です。出力形式や前提を与えて回答を調整します。
ファインチューニングは、学習済みモデルに追加学習を行ってモデル側を調整する方法です。
見分け方: 入力で制御する話か、モデルを追加学習する話かを見ます。
プロンプトの具体例と、問題文で見る箇所・隣接概念との境界
指示の与え方を工夫する取り組みそのものではなく、生成AIへ渡す入力のテキストや文章そのものとして捉える
生成AIに「〇〇について300字で要約して」と入力するとき、この入力のテキストそのものがプロンプトです。プロンプトには、何をしてほしいかという指示、判断材料になる文脈、処理してほしいデータ、出力形式の指定などが含まれることがあります。同じ生成AIでも、渡すプロンプトの文章が変われば出力される内容も変わります。
- 問題文で見る箇所
- 「生成AIへの入力のテキストや文章」「指示や条件を与える」という語があればプロンプトを候補にします。望ましい出力を得るために指示の与え方を工夫・設計する取り組みを説明している場合は、プロンプトではなくプロンプトエンジニアリングを候補にします。
- 隣接概念との境界
- プロンプトエンジニアリングは、望ましい出力を得るために指示(プロンプト)の与え方を工夫・設計する取り組みです。プロンプトはその工夫の対象となる入力のテキストや文章そのものを指します。プロンプトが「もの」、プロンプトエンジニアリングがそれを「工夫する取り組み」という関係で区別します。
誤答しやすい選択肢
- 望ましい出力を得るために指示の与え方を工夫・設計する取り組みをプロンプトと呼ぶ。それはプロンプトエンジニアリングの説明であり、プロンプトは入力のテキストや文章そのものを指します。
- 事前学習済みモデルへ追加データを与えて調整する処理をプロンプトと呼ぶ。それはファインチューニングの説明であり、プロンプトはモデルを学習させず入力として渡す文章です。
- プロンプトを工夫すればモデルの重みが書き換わり、次回以降の回答にも自動的に反映されると考える。プロンプトは1回の入力に対する指示であり、モデル自体を変更するものではありません。
4段階の判断手順
- 01設問が指す対象が入力のテキストそのものか、その工夫・設計の取り組みかを先に分ける。
- 02入力のテキストや文章の説明であればプロンプトを候補にする。
- 03工夫・設計という取り組みの説明であればプロンプトエンジニアリングに切り替える。
- 04モデルの重みを変える処理(ファインチューニング)の説明が混ざっていないか見直す。
到達条件: プロンプトを生成AIへの入力のテキストとして説明し、プロンプトエンジニアリング・ファインチューニングとの違いを言える。
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
「第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。
- Zero-ShotとFew-Shotの取り違え。例を示さず指示だけ=Zero-Shot、例をいくつか示してから指示=Few-Shot。
- プロンプトエンジニアリングとファインチューニング/プレトレーニングの混同。プロンプトエンジニアリングは指示の与え方の工夫で、ファインチューニングとプレトレーニングはモデル側の学習段階。
- テキスト生成AIの不得意(正確な計算・最新の情報・芸術の批評)を、得意分野(要約・メール作成・箇条書き変換)と取り違える。
関連する確認問題
第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 / プロンプティングの基礎
プロンプトの構成要素のうち、要約や分類などの処理を実際に行わせる対象となる、具体的なデータ(処理対象の文章やリストなど)そのものを指す部分はどれか。
正解は「Input Data」である。AIに処理させたい対象となる具体的なデータそのものを指す部分がInput Data。Instructionはやってほしいことを伝える指示、Contextは判断材料となる背景情報、Output Indicatorは出力の形式・型の指定で、いずれも処理対象のデータそのものを指す部分ではない。 プロンプトの構成要素は、何をするか、何を前提にするか、何を処理するか、どう出すかで分ける。Instructionは処理内容、Contextは背景、Output Indicatorは出力形式であり、要約・分類の対象そのものはInput Dataである。
第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 / LLMプロンプティングの実践
続けて書かれた説明文を、要点ごとに行を分けて並べた一覧の形へ書き換えさせる使い方は、プロンプト実践のうちどれにあたるか。
正解は「文章を箇条書きに変換」である。続けて書かれた文章を、要点ごとに行を分けた一覧の形へ直させる使い方は文章を箇条書きに変換にあたる。箇条書きを文章に変換は逆向き(箇条書きをつながった文章にする)操作、文章の要約は内容を短くまとめること、文章の校正は誤りを直すことで、いずれも一覧の形へ直す使い方ではない。 変換前後の形式を対応させる。箇条書きから連続文へ戻す操作とは向きが逆で、要約のように情報量を減らすことや校正のように誤りを直すことも求めていない。文章から箇条書きへの形式変換を選ぶ。
第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 / LLMプロンプティングの実践
文章中の『千二百』を『1,200』に書き換えさせる使い方は、プロンプト実践のうちどれにあたるか。
正解は「数字の変換」である。漢数字を算用数字にするなど、数値の表記を別の形へ書き換えさせる使い方が数字の変換。計算は数値を使って答えを求めることで(テキスト生成AIが不得意とされる)、表記の書き換えとは別である。文章の校正は誤りの修正、文章の整理は情報を整え並べ替えることで、いずれも数値の表記を変える使い方ではない。 数値に対する操作でも、値を求める計算と表記を変える変換を区別する。「千二百」と「1,200」は同じ値であり、誤りの修正や文章構造の並べ替えでもないため、数字の変換に該当する。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- プロンプトを一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、プロンプトに関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)

