資格の選び方
6資格の合格率と合格基準の比較表(集計単位・確認日つき)
公式が合格率を公表している資格は、確認できた範囲で4つです。生成AIパスポートは81.21%、G検定は約77%、 統計検定2級は46.1%、Python3エンジニア認定基礎試験は76.0%です。DS検定と生成AIアドバイザー認定試験は、確認した公式ページに合格率の記載がありません。
ただし、この4つの数字は集計の単位が同じではありません。生成AIパスポートとG検定は特定の1回の試験、統計検定2級は暦年ごとの値、 Python3エンジニア認定基礎試験は集計期間が書かれていない値です。数字の大小だけで、どの資格が難しいかを決めることはできません。
6資格の合格率と合格基準の公式の記載
| 資格 | 公表されている合格率 | 集計の単位 | 合格基準 | 確認日・出典 |
|---|---|---|---|---|
| 生成AIパスポートGUGA | 81.21%(受験者32,877名・合格者26,699名) | 2026年8月試験(受験期間8月1日〜8月31日)の1回分 | 基準点や採点の詳細は開示していません。試験ごとに全受験者の得点を集計・分析した結果が、合否通知メールに記載されると案内されています。 | 合格率: GUGA 2026年8月試験の開催結果合格基準: GUGA よくある質問 |
| G検定JDLA | 約77%(受験者14,908名・合格者11,475名から算出) | 2026年第5回(2026年9月4日〜6日)の1回分。オンライン試験と会場試験の合計 | 合格ラインおよび得点は開示していないと案内されています。 | 合格率: JDLA G検定とは(新着情報の開催結果)合格基準: JDLA G検定 よくある質問 |
| 統計検定2級統計質保証推進協会 | 46.1% | 2025年の年別。CBT方式の検定種別ごとの合格率で、試験回ごとの値ではありません | 100点満点で60点以上と案内されています。 | 合格率: 統計検定 過去の受験データ合格基準: 統計検定 2級 |
| DS検定データサイエンティスト協会 | 確認した公式ページに記載がありません | (合格率の記載なし) | 合格ラインは非公開と案内されています。 | 合格率: データサイエンティスト協会 DS検定とは合格基準: データサイエンティスト協会 よくある質問 |
| Python3エンジニア認定基礎試験Pythonエンジニア育成推進協会 | 76.0% | 協会代表理事のコラム(2024年3月14日付)に載る、基礎試験単独の値。集計期間はこの値には個別に書かれていません | 正答率70%で合格と案内されています。 | 合格率: Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事のコラム合格基準: Pythonエンジニア育成推進協会 基礎試験 |
| 生成AIアドバイザー認定試験全日本情報学習振興協会 | 確認した公式ページに記載がありません | (合格率の記載なし) | 70%以上の得点で合格です。ただし問題の難易度により調整し、70%以下でも合格とする場合があると案内されています。 | 合格率: 全日本情報学習振興協会 生成AIアドバイザー認定試験合格基準: 全日本情報学習振興協会 生成AIアドバイザー認定試験 |
「記載がありません」は、確認した公式ページに載っていないという意味で、公表していないと断定するものではありません。 試験の回が進むと数字は更新されるため、受験前に各公式ページの最新の発表を確認してください。
合格率を横に並べるときに見る3点
- 集計の単位: 生成AIパスポートは2026年8月試験の1回分で、受験者は32,877名です。G検定は2026年第5回の1回分で、受験者は14,908名です。 統計検定2級はCBT方式の2025年の年別の値で、1年分をまとめています。
- 合格基準の公開: 統計検定2級は100点満点で60点以上、Python3エンジニア認定基礎試験は正答率70%と、基準が示されています。 生成AIアドバイザー認定試験は70%以上の得点ですが、問題の難易度により調整し、70%以下でも合格とする場合があります。 生成AIパスポート、G検定、DS検定は、合格ラインを開示していません。
- 回ごとの変動: 同じ資格でも、回によって合格率は変わります。生成AIパスポートの直近6回の推移は、生成AIパスポートの合格率の記事で確かめられます。
場面別の読み方
- 合格率が高い資格から選ぼうとしている人
- 生成AIパスポートの81.21%と統計検定2級の46.1%は、1回分と1年分の値で、受験者の層も出題範囲も違います。 合格率の高さは、自分が受かりやすいことの根拠にはなりません。資格を選ぶときは、目的と出題範囲の重なりで比べてください。
- 合格ラインが非公開で、目標の得点を決められない人
- 生成AIパスポート、G検定、DS検定は、基準点を開示していません。目標を「全体で何割」と決めるより、章ごとの正答率を見て、低い章を残さないことを目標にします。 生成AIパスポートは、合否通知メールに全受験者の得点を集計・分析した結果が載ると案内されているため、再受験の前にそこを読み返せます。
- 統計検定2級の46.1%を見て不安になった人
- 46.1%は2025年の年別の値で、試験回ごとの値ではありません。合格基準は100点満点で60点以上と示されているため、 出題範囲の問題で60点に届くかを、時間を測って確かめるほうが判断の材料になります。
- 合格率が見つからない資格を受ける人
- DS検定と生成AIアドバイザー認定試験は、確認した公式ページに合格率がありません。生成AIアドバイザー認定試験は70%以上の得点が基準で、 難易度による調整もあると案内されているため、この基準を目標に章別の演習で確かめます。DS検定は合格ラインも非公開のため、確認した公式ページからは、受験者全体の傾向を読み取れません。
合格率を受験の判断に使うときの順番
まず、見ている数字が1回分か、1年分か、集計期間が不明かを確認します。同じ単位の数字どうしでなければ、比べても意味がありません。 次に、合格基準が公開されている資格では、基準の得点率を目標にして章ごとの得点を見ます。 合格ラインが非公開の資格では、特定の章だけが低い状態を残さないよう、章別の理解度で判断します。
数字がいつ更新されるかも、資格によって違います。生成AIパスポートの2026年8月試験は、受験期間の最終日の8月31日から18日後の9月18日に結果が公表されました。 G検定の2026年第5回も、開催最終日の9月6日から18日後の9月24日に公表されています。この表は、次の回の結果が公表されたあとに見直します。
難易度の軸と受験料まで1枚で見たいときは6資格の難易度・合格率の比較表が向いています。受験料の総額は6資格の受験料・総費用の比較表で、必要な学習時間の公式の記載は6資格の学習時間の比較表で、試験の形式の違いは6資格の試験形式の比較表で確かめられます。表に使った公式ページは6資格の出典一覧にまとめています。
次に見る比較
- 無料の問題集サイトを選ぶ6つの確認点と収録問題数の実測値
問題数の根拠、解説の有無、出題範囲の版など、選ぶ前に確かめる点を並べます。
- 6資格のシラバス現行版と切替時期の比較
教材を買う前に、受験回に合う出題範囲の版と切替時期を確かめます。
- 6資格の公式テキスト・公式問題集・過去問公開の比較表
公式教材の有無と、過去問や例題の公開状況を資格ごとに並べます。
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)