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資格比較

生成AIパスポートとG検定の違い(出題範囲・問題数・試験時間・受験料・日程)

生成AIパスポートとG検定は、どちらもAIの基礎知識を確認する資格で、初めてAIの資格を受ける人が最初に迷う組み合わせです。ただし、試験の大きさが違います。生成AIパスポートは60問・60分、G検定は145問程度で、オンライン試験は100分、会場試験は120分です。

出題の中心も違います。生成AIパスポートは、公式の説明で、AIに関する基礎知識や活用方法に加え、権利侵害をはじめとするリスクの観点を学べる試験とされ、プロンプトの作り方も範囲に含まれます。G検定は、機械学習、ディープラーニング、数理・統計、AIに関する法律と契約、AI倫理まで、AI全般を10の大項目で扱います。

このページは、どちらを先に受けるか、あるいは両方を受けるかを決めたい人向けです。合格率の高さで難しさの優劣は決めず、公式に確認できる違いと、編集部が整理した選び方を示します。数値は2026年10月6日時点で各公式サイトを確認した内容で、変更されることがあります。申込の前に公式サイトの最新情報を確認してください。

この記事の根拠と出典

本文の主要なセクションでは、公式一次資料と照合した内容と編集部の整理を、見出しの下のラベルで区別しています。 試験日、料金、申込条件、試験方式など変動する情報は、公式情報を最終確認してください。生成AIパスポートの一次情報確認日: 2026-08-31。G検定の一次情報確認日: 2026-10-02。

生成AIパスポートとG検定の特徴

生成AIパスポート

生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する、生成AIの基礎知識とリテラシーを確認する試験。60問・60分のIBT方式で、一般11,000円・学生5,500円(税込)。出題範囲は、2026年10月試験までの旧シラバスでは5章(AI、生成AI、現在の生成AIの動向、情報リテラシー・基本理念とAI社会原則、プロンプト制作と実例)。2027年2月試験から新シラバスで章立てが変わる。

G検定

日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI全般の知識を確認する検定。145問程度の多肢選択式で、オンライン試験は100分、会場試験は120分。一般13,200円・学生5,500円(税込)。出題範囲は10大項目で、機械学習・ディープラーニングの技術、法律、倫理を含む。

生成AIパスポートとG検定を表で比較

比較軸生成AIパスポートG検定
出題の中心生成AIの基礎、動向、活用方法、情報リテラシーとAI社会原則、プロンプト制作。2026年10月試験までの旧シラバスは5章構成で、2027年2月試験からは新シラバスで章立てが変わる(AIエージェントが第3章として独立、リスク予防・AI倫理・ガバナンスが第4章)人工知能の定義と動向、機械学習、ディープラーニングの概要と要素技術と応用例、AIの社会実装、数理・統計、法律と契約、AI倫理・AIガバナンス。10大項目の構成
問題数と試験時間60問・60分。四肢択一式(一部複数選択を含む)145問程度・多肢選択式。オンライン試験は100分、会場試験は120分
受験方式オンラインのIBT方式。パソコン・スマートフォン・タブレット等から受験でき、第三者が入らず公共スペースでない環境で受けるオンライン試験(自宅受験)と会場試験がある。申込後のオンライン試験と会場試験の変更・振替はできない
受験料一般11,000円、学生5,500円(いずれも税込)一般13,200円、学生5,500円(いずれも税込)。オンライン試験には各種割引制度がある
受験日の決まり方年5回(2月・4月・6月・8月・10月)。各回の受験期間の中から希望の時間に受ける2026年はオンライン試験が年6回、会場試験が年3回。次回のオンライン試験は2026年11月6日と7日、会場試験は2027年1月15日〜17日
合格率の公表公式が2026年6月試験の受験者数21,752名、合格者数17,380名、合格率79.90%を公表している。合格ラインは非公開公式が2026年第5回の受験者数14,908名、合格者数11,475名を公表している(この2つの数から合格率は約77%)。直前の第4回は9,241名が受験し7,677名が合格(83.08%)で、回によって差がある
資格の有効期限一度取得した資格は無期限。有資格者向けに、シラバス改訂内容を扱う資格更新テストが用意されている確認したG検定の概要・FAQでは、合格資格の失効期限や更新手続きの明記は確認できない
受験資格公式の基本情報で制限なし公式の次回試験概要で制限なし

生成AIパスポートとG検定が向いている人の違い

01

生成AIの基礎とリスクを、短い試験で確認したい人

生成AIパスポートが向いています。60問・60分と試験が短く、出題範囲に権利侵害などのリスクの観点、プロンプトの作り方が含まれます。受験期間の中から日を選べるため、準備が整った時点で受けられます。

02

AIの技術を体系的に学び、機械学習やディープラーニングの用語まで説明できるようになりたい人

G検定が候補です。出題範囲に機械学習、ディープラーニングの概要・要素技術・応用例、数理・統計が含まれ、生成AIの周辺だけでなくAI全般を扱います。145問程度と問題数が多いため、学習時間と試験時間の両方を見込みます。

03

AI活用の法律や倫理を、資格の勉強で押さえたい人

どちらにも関連する範囲があります。G検定は、AIに関する法律と契約、AI倫理・AIガバナンスを独立した大項目として扱います。生成AIパスポートは、情報リテラシー・基本理念とAI社会原則の章で扱います。広さを求めるならG検定、生成AI利用の場面に絞るなら生成AIパスポートです。

受験目的別の選び方

例 1

まず生成AIの基礎を確認して、あとでAI全般へ広げる

AIの資格は初めてで、いまの仕事では生成AIを使う場面が多い人が、受ける順番を決める場面です。

  • 生成AIパスポートは60問・60分で、生成AIの基礎から活用、リスクへの注意点、プロンプトまでを(旧シラバスの)5章で扱います。
  • G検定は145問程度で、機械学習やディープラーニング、数理・統計の用語が増えます。
  • 先に生成AIパスポートで基礎用語に慣れておくと、G検定の学習で重なる範囲を確認の中心にできます。ただし生成AIパスポートは2027年2月試験から新シラバスになるため、受ける回の公式シラバスで範囲を確認します。

結論: 生成AIの基礎から入るなら、生成AIパスポートを先に受け、G検定を次の目標にします。

例 2

AIの仕組みを学びたい理系の学生が、1つ目を選ぶ

機械学習やディープラーニングを学んでいる学生が、学習の成果を資格で示したい場面です。

  • G検定は、学生の受験料が5,500円(税込)で、生成AIパスポートと同額です。
  • G検定の出題範囲に、機械学習、ディープラーニング、数理・統計が含まれ、学んだ内容と重なります。
  • 生成AIパスポートは生成AIの基礎や活用、リスクへの注意点が中心で、機械学習の技術そのものを深く問う試験とは範囲の置き方が異なります。

結論: 学んだ技術を確認したいなら、G検定が向いています。

例 3

会社から取得を求められ、期限が近い

年内に何か1つ資格を取得するように求められ、日程の都合を重視する場面です。

  • G検定のオンライン試験は、決まった日の決まった時間帯に受けます。個人申込は2026年10月29日23:59までです。
  • 生成AIパスポートは、2027年2月試験の申込が2026年10月1日から2027年1月31日までで、受験期間は2月1日から2月28日です。
  • 年内に受ける必要があるなら、生成AIパスポートの10月試験は申込が終わっているため、G検定の11月の回が候補になります。

結論: 期限が年内なら、申込が間に合うG検定の11月の回を検討します。2027年になってよいなら、生成AIパスポートの2月試験も候補です。

受験する選択肢を決める手順

  1. 1

    手順1 受ける目的を決める

    生成AIの基礎とリスクの知識を示したいのか、AI全般の知識を示したいのかを先に決めます。前者は生成AIパスポート、後者はG検定が候補になります。

  2. 2

    手順2 学習に使える時間を見積もる

    60問・60分の試験と、145問程度・100分または120分の試験では、必要な学習量が異なります。学習に使える週ごとの時間を決め、受験日までに終えられるかを確認します。

  3. 3

    手順3 日程と申込期限から受験日を置く

    G検定は回の日が決まっているため、申込期限から逆算します。生成AIパスポートは受験期間の中から選べるため、学習が終わる時期に合わせて回を選びます。

生成AIパスポート・G検定を選ぶ基準

  • 1生成AIの基礎とリスクへの注意点を短く確認したいなら生成AIパスポートを選ぶ
  • 2機械学習・ディープラーニング・数理・統計まで含めて学びたいならG検定を選ぶ
  • 3両方を受けるなら、範囲が狭い生成AIパスポートを先に受け、G検定で差分を学ぶ
  • 4合格率の数字だけで難しさを比べず、問題数・試験時間・出題範囲の違いも見る
  • 5日程と受験料は変更されるため、申込前に公式サイトで最新の情報を確認する

資格選びで避けたい判断

合格率が近いから、難しさも同じだと考える

修正: 生成AIパスポートの79.90%(2026年6月試験)とG検定の約77%(2026年第5回)は数字が近く見えますが、試験回、受験者の集団、問題数、出題範囲が異なります。G検定の直前の回は83.08%で、同じ試験でも回ごとに変わります。合格率は個人の合格確率ではなく、難しさの優劣の根拠にもなりません。

生成AIパスポートで、G検定の範囲も学べると考える

修正: 生成AIパスポートは生成AIの基礎・活用・リスクが中心です。G検定の機械学習、ディープラーニングの要素技術、数理・統計は、別に学習する必要があります。

G検定のオンライン試験と会場試験を、申込後に変えられると考える

修正: 公式は、申込後のオンライン試験と会場試験の変更・振替はできないと案内しています。申込前に受ける場所と時間を決めておきます。

古いシラバスの情報で、試験範囲を判断する

修正: 生成AIパスポートは2027年2月試験から新しいシラバスが適用され、AIエージェントの章が独立するなど章立てが変わります。2026年10月試験までは旧シラバスです。G検定も2024年に改訂され、生成AI、基盤モデル、言語モデルが追加されています。受ける回の公式シラバスを確認します。

選択前の到達チェック

  • 二つの試験の実施団体と、出題の中心の違いを説明できる
  • 問題数と試験時間(60問・60分と、145問程度・100分または120分)を答えられる
  • 受験料を、一般と学生でそれぞれ答えられる
  • 受験日の決まり方(受験期間か、決まった回か)の違いを説明できる
  • 自分の目的に合う試験を、1つ選べる

よくある質問

Q生成AIパスポートとG検定はどちらが難しい?

A

一律には決められません。生成AIパスポートは60問・60分、G検定は145問程度でオンライン試験は100分、会場試験は120分です。合格率は生成AIパスポートが79.90%(2026年6月試験)、G検定が第5回で約77%(受験14,908名・合格11,475名)ですが、試験回と受験者の集団が異なるため、難しさの優劣の根拠にはなりません。

Q両方を受ける意味はある?

A

あります。生成AIパスポートは基礎と活用、リスクへの注意点とプロンプトまで、G検定は機械学習やディープラーニング、数理・統計、法律、倫理までと、出題の中心が異なります。重なる範囲は一度学習した内容を確認する形で進められます。

Q先に受けるならどちら?

A

生成AIの基礎を短く確認したいなら生成AIパスポート、AI全般を体系的に学びたいならG検定です。両方を受けるなら、範囲が狭く試験の短い生成AIパスポートを先に受ける進め方が考えられます。

Q受験料が安いのはどちら?

A

一般の受験料は、生成AIパスポートが11,000円、G検定が13,200円(いずれも税込)です。学生はどちらも5,500円(税込)です。

Qどちらも受験資格は必要?

A

必要ありません。生成AIパスポートは公式の基本情報で、G検定は公式の次回試験概要で、受験資格は制限なしと案内されています。

執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)