資格比較
生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験の違い(問題数・受験方法・受験料・出題範囲)
生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験は、どちらも生成AIの基礎知識と安全な使い方を確認する資格で、名前が似ています。ただし、実施団体、試験の形、出題範囲の区切り方、受験料の考え方が違います(2026年10月6日に各公式ページで確認)。
最も大きな違いは、試験の形です。生成AIパスポートは60問・60分のIBT(オンライン)で、受験期間の中から都合のよい日を選びます。生成AIアドバイザー認定試験は、決まった開催日に、1級100問120分か2級50問60分を選び、公開会場・CBT・オンラインIBTのいずれかで受けます。受験日を選べて自宅で受けられるのは生成AIパスポート、級を選べて会場でも受けられるのは生成AIアドバイザー認定試験です。
このページは、どちらを先に受けるか、あるいは両方を受けるかを決めたい人向けです。合格率や難しさの優劣は決めず、公式に確認できる違いと、編集部が整理した選び方を分けて示します。
この記事の目次
この記事の根拠と出典
本文の主要なセクションでは、公式一次資料と照合した内容と編集部の整理を、見出しの下のラベルで区別しています。 試験日、料金、申込条件、試験方式など変動する情報は、公式情報を最終確認してください。生成AIパスポートの一次情報確認日: 2026-08-31。生成AIアドバイザー認定試験の一次情報確認日: 2026-10-04。
生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験の特徴
生成AIパスポート
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が公式サイトで案内する、生成AIの基礎知識とリテラシーを確認する試験。60問・60分で、四肢択一式(一部複数選択を含む)のIBT方式。受験料は11,000円、学生は5,500円(いずれも税込)。年5回(2月・4月・6月・8月・10月)で、各回に申込期間と受験期間がある。
生成AIアドバイザー認定試験
一般財団法人 全日本情報学習振興協会が実施する試験。1級は100問・120分、2級は50問・60分で、どちらの級からでも受験できる。合格基準は70%以上の得点(問題の難易度により調整される場合がある)。第4回は2026年11月29日、申込は10月22日まで。
生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験を表で比較
| 比較軸 | 生成AIパスポート | 生成AIアドバイザー認定試験 |
|---|---|---|
| 試験の形 | 60問・60分。四肢択一式(一部複数選択を含む)で、オンラインのIBT方式 | 1級100問・120分、2級50問・60分。級を選んで受ける |
| 受験日の決め方 | 年5回。各回に申込期間と受験期間があり、受験期間の中から受ける | 開催日が決まっている。第4回は2026年11月29日(日)で、申込は10月22日(木)まで |
| 受験方法 | オンラインのIBT。パソコンやスマートフォン等、インターネットに接続された機器を受験者が用意する | 公開会場(マークシート)、CBT(テストセンターのパソコン)、オンラインIBT(360度全周Webカメラ)から選ぶ |
| 受験料 | 11,000円、学生5,500円(いずれも税込) | 1級は一般11,000円・学割8,800円、2級は一般8,800円・学割7,040円。方式の費用が別に公開会場0円、CBT1,500円、オンラインIBT3,000円(いずれも税込) |
| 出題範囲の区切り | 現行シラバス(2026年10月試験まで)は5章(AI、生成AI、現在の生成AIの動向、情報リテラシー・基本理念とAI社会原則、プロンプト制作と実例)。2027年2月試験からは新シラバスに変わる | 8課題(AIの基礎理解、生成AIの基礎理解、プロンプト、活用事例、リスクと倫理・著作権、人間との役割分担、企業の導入課題、最新動向)に加え、出題項目に示される「その他」(AI事業者ガイドラインなど) |
| 合格率の公表 | 公式が2026年6月試験の受験者数21,752名、合格者数17,380名、合格率79.90%を公表している | 公式ページに合格率・受験者数の記載は確認できない。合格基準は70%以上の得点 |
| 受験資格 | 公式の基本情報では制限なし | 公式ページに受験資格の制限は確認できない。1級・2級のどちらからでも受験できる |
生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験が向いている人の違い
受験日程を自分で決めたい人、受験会場へ行く時間がない人
生成AIパスポートが向いています。受験期間の中から都合のよい日を選べ、IBTなので自宅などで受けられます。ただし公式は、IBTの通信環境や受験場所の条件を定めているため、申込前に条件を確認します。
会場で、紙のマークシートやテストセンターのパソコンで受けたい人
生成AIアドバイザー認定試験が候補です。公開会場でマークシートに記入する方法と、全国のテストセンターでパソコンを使う方法があります。会場へ行く分、日程は決まった開催日に合わせます。
業務での活用判断や導入の論点まで確認したい人
生成AIアドバイザー認定試験の出題範囲に、AI導入における企業課題やAIと人間の役割分担が独立した課題として含まれます。生成AIパスポートは、AI社会原則や情報リテラシー、プロンプト制作を含む5章構成です。仕事で説明したい内容に近い範囲から選びます。
受験目的別の選び方
例 1
まず基礎を短期間で確認し、受験日は仕事の都合で決めたい
生成AIの基礎とリスクを確認したいが、決まった日に会場へ行く時間は取りにくい場面です。
- 生成AIパスポートは受験期間の中から日を選べ、IBTで受けられます。
- 生成AIアドバイザー認定試験は決まった開催日があり、申込期限も定められています。
- 受験日の自由度が最優先なら、生成AIパスポートの条件に当てはまります。
結論: 日程の自由度を優先するなら、生成AIパスポートを先に選びます。
例 2
級を選んで、深さを段階的に確認したい
同じ範囲を、基礎的な理解(2級)と高度な理解や応用力(1級)の2段階で確認したい場面です。
- 生成AIアドバイザー認定試験は、1級と2級の出題範囲が統一され、深さが異なります。
- 2級は50問・60分、1級は100問・120分で、受験料も異なります。
- 級の選び方は、1級と2級を比較したページで詳しく整理しています。
結論: 級を選んで深さを調整したいなら、生成AIアドバイザー認定試験が候補です。
例 3
両方を受けたいが、範囲が重なるので順序を決めたい
生成AIの基礎とリスク、プロンプトを両方の試験で確認したい場面です。
- どちらも、生成AIの基礎、プロンプト、リスクや倫理に関する内容を含みます。
- 生成AIパスポートはAI社会原則を含む5章、生成AIアドバイザー認定試験は企業導入や人間との役割分担を独立した課題として含みます。
- 先に受けた試験の学習で、重なる範囲は問題演習で確認でき、二つ目は差分の確認に時間を使えます。
結論: 片方を先に終え、二つ目は重なる範囲を問題演習で確認してから、差分を中心に学習します。
受験する選択肢を決める手順
- 1
受験できる日と場所を先に決める
受験期間の中から日を選んで自宅などで受けたいのか、決まった開催日に会場かオンラインで受けたいのかを決めます。この条件で、片方が候補から外れる場合があります。
- 2
説明したい範囲を比べる
生成AIの基礎、リスク、プロンプトを広く確認したいなら両方が候補です。企業での導入課題や人間との役割分担まで確認したいなら、生成AIアドバイザー認定試験の8課題を見ます。
- 3
受験料と方式の費用を合計する
生成AIパスポートは11,000円(学生5,500円)です。生成AIアドバイザー認定試験は、級ごとの受験料に、方式の費用(0円・1,500円・3,000円)を足して比べます。
- 4
二つ目は差分から確認する
片方を終えたら、重なる範囲を問題演習で確認し、まだ出題範囲として触れていない部分に学習時間を寄せます。
生成AIパスポート・生成AIアドバイザー認定試験を選ぶ基準
- 1受験日を自分で選び、自宅で受けたいなら、生成AIパスポートを確認する。
- 2会場で受けたい、または級を選びたいなら、生成AIアドバイザー認定試験を確認する。
- 3企業での導入課題や人間との役割分担まで確認したいなら、生成AIアドバイザー認定試験の8課題を見る。
- 4合格率の高低で選ばず、公表されている項目と公表されていない項目を分けて比べる。
- 5両方を受ける場合は、同時に始めず、先に受ける方を決めて、重なる範囲を問題で確認する。
資格選びで避けたい判断
名前が似ているので同じ試験だと考える
修正: 実施団体、試験の形、出題範囲の区切り、受験料が異なります。申込前に、それぞれの公式ページで確認します。
合格率だけを並べて難易度を比べる
修正: 生成AIパスポートは合格率を公表していますが、生成AIアドバイザー認定試験は公式ページで確認できません。確認できない数値で優劣を決めず、問題数・時間・受験方法の違いで選びます。
生成AIアドバイザー認定試験の受験料を1つの金額だと考える
修正: 級ごとの受験料に、方式の費用が別にかかります。例えば2級(一般)は8,800円に、公開会場は0円、CBTは1,500円、オンラインIBTは3,000円を足します。
生成AIパスポートの受験日を、固定された1日だと考える
修正: 公式は、年5回それぞれに申込期間と受験期間を設けています。受験期間の中から選ぶため、申込期間を過ぎないように確認します。
選び方の確認問題
Q1自宅で、受験期間の中から都合のよい日を選んで受けたい場合の第一候補は?
答え: 生成AIパスポート
生成AIパスポートはIBT方式で、年5回それぞれに申込期間と受験期間があります。
Q2公開会場でマークシートに記入して受けたい場合の第一候補は?
答え: 生成AIアドバイザー認定試験
生成AIアドバイザー認定試験には、公開会場、CBT、オンラインIBTの3つの受験方法があり、公開会場はマークシート記入形式です。
Q3合格率を公式が公表している試験は?
答え: 生成AIパスポート
生成AIパスポートは2026年6月試験の合格率79.90%を公表しています。生成AIアドバイザー認定試験は、公式ページで合格率の記載を確認できません。
選択前の到達チェック
- 二つの試験の実施団体と試験の形を説明できる
- 受験日の決め方(受験期間か、決まった開催日か)を区別できる
- 生成AIアドバイザー認定試験の受験料と方式の費用を足して比べられる
- 合格率が公表されている試験と、確認できない試験を区別できる
- 二つ目の試験で差分学習する範囲を決められる
生成AIパスポート・生成AIアドバイザー認定試験の学習ページ
よくある質問
Q生成AIパスポートと生成AIアドバイザー認定試験はどちらが難しい?
一律には決められません。生成AIパスポートは60問・60分、生成AIアドバイザー認定試験は級によって50問・60分か100問・120分です。合格率は生成AIパスポートだけが公表されているため、数値の比較ではなく、問題数・時間・出題範囲の違いから負担を見積もります。
Q両方を受ける意味はある?
あります。範囲に重なりがある一方、生成AIアドバイザー認定試験は企業の導入課題や人間との役割分担を独立した課題として扱います。先に受けた試験の知識を問題演習で確認し、二つ目は差分を中心に学習できます。
Q先に受けるならどちら?
受験日を自分で選び、自宅で受けたいなら生成AIパスポート、会場で受けたい、または級を選びたいなら生成AIアドバイザー認定試験を先にします。企業の導入課題まで確認したい場合は、後者の8課題を見ます。
Qどちらも受験資格は必要?
生成AIパスポートは公式の基本情報で制限なしとされています。生成AIアドバイザー認定試験は、公式ページに受験資格の制限は確認できず、1級・2級のどちらからでも受験できます。受験料、日程、申込期限は、受験する回の公式ページで確認してください。
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)