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生成AIパスポート 用語解説

マルウェアとは

コンピュータや利用者に害を与える目的で作られた悪意あるソフトウェアの総称。

まず押さえる結論

マルウェアは、生成AIパスポートの「第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。

情報源と編集区分

公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-08-31。

公式シラバス(PDF)(公式)

比較記事でさらに確認する

具体例から判断の境界を固める

特定の攻撃手口を指す語ではなく、情報の窃取・システムの破壊・他のコンピュータへの攻撃の踏み台にすることなどを目的とする悪意のあるプログラム全般を指す総称として捉える

ウイルス・ワーム・トロイの木馬・スパイウェアなど、コンピュータやスマートフォンに侵入して被害をもたらす悪意のあるプログラム全般を指す語です。ランサムウェアは、そのマルウェアに含まれる一種で、感染した端末に制限をかけ、その解除と引き換えに金銭を要求するという特定の目的を持ちます。マルウェアからコンピュータを守るために使われるソフトウェアがアンチウイルスソフトウェアです。

問題文で見る箇所
情報の窃取・システムの破壊など悪意のあるプログラム全般を指しているか、それとも金銭要求などの特定の挙動を指しているかを確認します。金銭を要求する挙動が明確であればマルウェアではなくランサムウェアを、悪意のあるプログラムを検知・防御する側の話であればアンチウイルスソフトウェアを候補にします。
隣接概念との境界
アンチウイルスソフトウェアは、マルウェアを検知・防御するために使われる防御側のソフトウェアです。マルウェアは検知・防御される対象である悪意のあるプログラムを指し、両者は攻撃する側・される側という逆の立場にあります。

誤答しやすい選択肢

  • マルウェアをランサムウェアと同じ意味の語として説明する。ランサムウェアはマルウェアに含まれる一種であり、マルウェアはより広い悪意のあるプログラム全般を指す総称です。
  • マルウェアをアンチウイルスソフトウェアと同じ防御側のソフトウェアとして説明する。マルウェアは検知・防御される対象の悪意のあるプログラムであり、アンチウイルスソフトウェアはそれを検知・防御する側のソフトウェアです。
  • マルウェアの目的を金銭要求だけに限定して説明する。情報の窃取やシステムの破壊など、金銭要求以外の目的を持つマルウェアも存在します。

4段階の判断手順

  1. 01設問が悪意のあるプログラム全般の話か、それを検知・防御する側のソフトウェアの話かを先に分ける。
  2. 02悪意のあるプログラムであれば、金銭要求という特定の挙動(ランサムウェア)が書かれているかを確認する。
  3. 03検知・防御する側の話であればアンチウイルスソフトウェアを候補にする。
  4. 04マルウェアの目的を金銭要求だけに限定していないか見直す。

到達条件: マルウェアを悪意のあるプログラム全般の総称として説明し、ランサムウェア・アンチウイルスソフトウェアとの違いを言える。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

×個人情報の区分の混同。要配慮個人情報=病歴・信条等の配慮を要する情報、匿名加工情報=復元できないよう加工した情報、個人識別符号=指紋やマイナンバー等それ単体で個人を識別できる符号。

×フィッシング・スミッシング・ヴィッシングの違い。偽サイト・偽メール=フィッシング、SMS=スミッシング、電話(音声)=ヴィッシング。

×AI事業者ガイドライン(国の指針)とAI新法(2025年公布の法律)の混同。ガイドラインは法律ではない。

関連する確認問題

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / セキュリティとプライバシー

もっともらしい作り話や口実をあらかじめ用意して相手を信用させ、その状況を装って機密情報を聞き出すソーシャルエンジニアリングの手口を何というか。

正解は「プレテキスト」である。もっともらしい作り話や口実をあらかじめ用意し、その状況を装って相手を信用させ機密情報を聞き出す手口がプレテキスト。ベイト攻撃は魅力的な誘い文句で興味を引いて不正なアクセスをさせる手口、ブラックメールは弱みを材料に脅して要求する手口、マルウェアは悪意あるソフトウェアの総称で、いずれも作り話の口実で信用させる手口そのものではない。 ソーシャルエンジニアリングは、信用させる方法を見分ける。弱みで脅すブラックメール、ソフトウェアで害を与えるマルウェア、餌で誘うベイト攻撃ではなく、もっともらしい口実と状況設定を使うプレテキストを選ぶ。

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / セキュリティとプライバシー

マルウェアへの感染を検知・駆除し、被害を未然に防ぐことを目的として端末に導入するソフトウェアを何というか。

正解は「アンチウイルスソフトウェア」である。アンチウイルスソフトウェアは、マルウェアへの感染を検知・駆除し、被害を未然に防ぐことを目的として端末に導入する対策用のソフトウェアである。ソーシャルエンジニアリングは人の心理的な隙につけ込む攻撃手法の総称、匿名加工情報は個人情報保護分野で特定の個人を識別できないよう加工した情報、プレテキストは作り話で相手を信用させ情報を聞き出す攻撃手法であり、いずれも防御用ソフトウェアを指す語ではない。マルウェア対策は、OSやアプリの更新と並んで基本的なセキュリティ対策の一つとされる。

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / セキュリティとプライバシー

マルウェア・ソーシャルエンジニアリングに関する次の説明のうち、誤っているものはどれか。

正解は「ベイト攻撃とは、もっともらしい作り話や口実をあらかじめ用意して相手を信用させ、その状況を装って機密情報を聞き出す手口である」(誤り)である。ベイト攻撃は、「無料プレゼント」や「限定特典」などの魅力的な誘い文句で興味・欲求を引き、不正なリンクや細工された記録媒体にアクセスさせて被害を与える手口であり、設問の説明はプレテキストの定義をベイト攻撃に誤って当てはめている。ランサムウェア・マルウェア・プレテキストの説明はいずれも正しい。ベイト攻撃とプレテキストは、いずれも心理的な隙を突く手口だが、誘い文句で興味を引くか作り話で信用させるかという点で異なる。

同じ章で確認したい用語

到達チェック

  • マルウェアを一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、マルウェアに関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる

執筆: ミナト編集部運営者情報を見る