生成AIパスポート 用語解説
アカウンタビリティとは
AI事業者ガイドラインの共通の指針(10項目)の一つで、AIの開発・提供・利用に伴う判断や結果について、各主体が関係者へ説明責任を果たすべきだとする考え方。透明性・公平性などとともに、各主体が個別に取り組む事項に分類される。
この記事の目次
まず押さえる結論
アカウンタビリティは、生成AIパスポートの「第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-08-31。
公式シラバス(PDF)(公式)試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
×個人情報の区分の混同。要配慮個人情報=病歴・信条等の配慮を要する情報、匿名加工情報=復元できないよう加工した情報、個人識別符号=指紋やマイナンバー等それ単体で個人を識別できる符号。
×フィッシング・スミッシング・ヴィッシングの違い。偽サイト・偽メール=フィッシング、SMS=スミッシング、電話(音声)=ヴィッシング。
×AI事業者ガイドライン(国の指針)とAI新法(2025年公布の法律)の混同。ガイドラインは法律ではない。
関連する確認問題
第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / AIを取り巻く理念と原則・ガイドライン
AI提供企業が事故時の連絡先と責任分担を定めた。透明性やアカウンタビリティなどの原則について、誤っている説明はどれか。
この事例では「自らの行為へ責任を持ち説明責任を果たすか」を確認すると、「透明性とは、AIの開発・提供・利用の各主体が自らの行為に責任を持ち、必要に応じて説明責任を果たすべきだとする原則である」という説明が誤りだと分かる。正解は「透明性とは、AIの開発・提供・利用の各主体が自らの行為に責任を持ち、必要に応じて説明責任を果たすべきだとする原則である」(誤り)である。透明性は、AIの判断過程や仕組みについて必要に応じて説明でき、外部から検証・理解できるようにすべきだとする原則であり、設問の説明はアカウンタビリティの内容を透明性に誤って当てはめている。公平性・人間中心の考え方・アカウンタビリティの説明はいずれも正しい。透明性とアカウンタビリティは、いずれも信頼性に関わる原則だが、検証可能にすることか責任を持ち説明することかという点で異なる。
第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / AIを取り巻く理念と原則・ガイドライン
AIの便益を短期的な一部の利益だけにとどめず、将来にわたり社会全体の発展と繁栄につなげることを目指す基本理念はどれか。
正解は「持続可能性」です。持続可能性は人間中心のAI社会原則を構成する基本理念の一つで、持続可能な形で社会全体の発展・繁栄を目指す考え方である。設問では短期的な便益だけでなく、将来にわたり社会全体へどのような影響を残すかを問うている。人間の尊厳は個人が人間らしく生きられること、多様性と包摂は多様な背景の人々がそれぞれの幸せを追求できることを目指す。アカウンタビリティはAIの開発・提供・利用について説明責任を果たす共通の指針であり、基本理念とは階層が異なる。時間的な継続性と社会全体への広がりを手掛かりに選ぶ。
第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / AIを取り巻く理念と原則・ガイドライン
AI社会原則のうち、AIが特定の個人や集団に対して不当な差別や偏りを生まないようにすべきだとする原則はどれか。
正解は「公平性」である。共通の指針10項目のうち、AIが特定の個人や集団に対して不当な差別や偏りを生まないようにすべきだとする原則が公平性である。透明性はAIの判断や仕組みを説明できる状態にすることを求める原則、アカウンタビリティは結果に対する説明責任を求める原則であり、いずれも公平性と同じく「各主体が取り組む事項」に区分される7項目に含まれるが、差別・偏りの防止そのものを指す語ではない。イノベーションは技術革新の促進を指す語で、共通の指針10項目のうち「社会と連携して取り組むことが期待される事項」に区分される後半3項目の一つであり、各主体が取り組む事項である公平性とは区分自体が異なる。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- アカウンタビリティを一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、アカウンタビリティに関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)