G検定 用語解説
個人情報保護法とは
個人情報の適正な取り扱いを事業者に義務づける日本の法律。本人の開示・訂正・利用停止請求などを定める。
まず押さえる結論
個人情報保護法は、G検定の「大項目9 AIに関する法律と契約」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
×個人情報保護法の本人の権利(開示・訂正・利用停止)と、GDPRのデータ主体の権利(アクセス権・消去権・データポータビリティ権等)の取り違え。
×著作権法第30条の4(情報解析のための利用=非享受目的なら一定条件で許諾不要)と、他の権利制限規定(私的使用30条・引用32条)の混同。
×営業秘密と限定提供データの違い(限定提供データは秘密管理性が要件ではない)。
関連する確認問題
大項目9 AIに関する法律と契約 / 個人情報・データ保護(日本)
個人情報保護法では、本人の人種・信条・病歴・犯罪の経歴など、取扱いによって本人に不当な差別や偏見が生じるおそれのある情報について、取得や第三者提供に原則として本人の同意を必要とし、本人への通知等により同意なく第三者提供を行う『オプトアウト』の方法も利用できないとされている。この情報の区分として正しいものはどれか。
正解は「要配慮個人情報」である。要配慮個人情報は、人種・信条・病歴・犯罪の経歴など不当な差別等が生じ得る情報で、取得や第三者提供に原則として本人同意が必要であり、オプトアウトによる第三者提供は認められない。仮名加工情報・匿名加工情報は識別性を下げる加工を施した別区分で本問の定義と異なる。限定提供データは不正競争防止法上のデータ区分であり、個人情報の機微性とは関係しない。 選択肢を切るときは、設問の条件を「個人情報保護法」「要配慮個人情報」「オプトアウト」のどれに結び付けるかを先に固定する。「仮名加工情報」、「限定提供データ」、「匿名加工情報」は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解の「要配慮個人情報」は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。
大項目9 AIに関する法律と契約 / 知的財産権
事業者が秘密として管理する有用な技術上・営業上の情報である『営業秘密』や、IDやパスワード等で管理して特定の相手方に提供される『限定提供データ』について、その不正な取得・使用・開示を規制し、差止請求や損害賠償の対象とする法律はどれか。
正解は「不正競争防止法」である。営業秘密(秘密管理性・有用性・非公知性を満たす情報)や、ID等で管理して特定の相手方に提供される限定提供データの不正な取得・使用・開示は、不正競争防止法によって規制され差止め等の対象となる。特許法は発明、著作権法は著作物、個人情報保護法は個人データを対象とする別法であり、これらの情報・データの不正利用を直接規律するものではない。 選択肢を切るときは、設問の条件を「不正競争防止法」「営業秘密」「限定提供データ」のどれに結び付けるかを先に固定する。「個人情報保護法」、「著作権法」、「特許法」は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解の「不正競争防止法」は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。
大項目9 AIに関する法律と契約 / 個人情報・データ保護(日本)
個人情報を、特定の個人を識別できず、かつ元の個人情報を復元できないように加工した情報で、所定の措置を講じれば本人の同意を得ずに第三者へ提供したり、当初の利用目的を超えて利用したりできる区分はどれか。
正解は「匿名加工情報」である。匿名加工情報は、特定の個人を識別できず元の個人情報を復元できないように加工した情報で、所定の措置を講じれば本人同意なく第三者提供や目的外利用が可能である。仮名加工情報は事業者内部での利用が前提で第三者提供が原則禁止される点で異なる。要配慮個人情報は機微情報の区分、限定提供データは不正競争防止法上のデータ区分で、いずれも本問の定義と異なる。 選択肢を切るときは、設問の条件を「匿名加工情報」「仮名加工情報」「個人情報保護法」のどれに結び付けるかを先に固定する。「仮名加工情報」、「要配慮個人情報」、「限定提供データ」は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解の「匿名加工情報」は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- 個人情報保護法を一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、個人情報保護法に関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる