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統計検定2級 用語解説

中心極限定理とは

母集団の分布によらず、標本の大きさが大きくなるほど標本平均の分布が正規分布に近づく定理。

まず押さえる結論

中心極限定理は、統計検定2級の「第4章 標本分布と推定」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

×標準偏差と標準誤差の混同。標準誤差は推定量のばらつきを表す。

×信頼区間を『母数がその確率で動く範囲』と誤解する。手順を繰り返したときの区間の性質として理解する。

×不偏分散で標本サイズnではなくn-1で割る理由を、単なる暗記にしない。

関連する確認問題

第4章 標本分布と推定 / 標本分布

母集団の分布が正規分布でなくても、一定の条件のもとで標本サイズが大きいと標本平均の分布が正規分布に近づくという定理はどれか。

正解は「中心極限定理」である。中心極限定理は、一定の条件のもとで標本サイズが大きくなると、標本平均の分布が正規分布に近づくことを述べる定理である。ベイズの定理は確率の更新、最小二乗法は回帰分析、独立性の検定はカテゴリ変数の関連を調べる検定であり、標本平均の分布に関する定理ではない。 選択肢を切るときは、設問の条件を「中心極限定理」「標本平均」「正規分布」のどれに結び付けるかを先に固定する。「ベイズの定理」、「最小二乗法」、「独立性の検定」は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解の「中心極限定理」は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。

第4章 標本分布と推定 / 標本分布

中心極限定理の説明として、最も適切なものはどれか。

正解は「一定の条件のもとで、標本平均の分布が正規分布に近づくことを述べる定理である」である。中心極限定理は、標本の大きさが十分大きいなど一定の条件のもとで、標本平均の分布が正規分布に近づくことを述べる重要な結果である。すべての観測値が中央値と一致することを述べるものではなく、相関があれば必ず因果があることを主張するものでもない。クロス集計表の自由度を必ず1にする定理でもない。 選択肢を切るときは、設問の条件を「中心極限定理」「標本平均」「正規分布」のどれに結び付けるかを先に固定する。他の選択肢は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解選択肢は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。

第4章 標本分布と推定 / 標本分布

中心極限定理が推定で重要になる理由として、最も適切なものはどれか。

正解は「標本平均の分布を正規分布で近似して考える根拠になるため」である。中心極限定理は、一定の条件のもとで標本平均の分布が正規分布に近づくことを示す考え方であり、推定や検定で正規分布を用いた近似を考えやすくする根拠になる。すべての標本分散を必ず0にするという説明、相関があれば因果関係を必ず証明するという説明、クロス集計表の自由度を使わなくするという説明は、いずれも誤りである。 選択肢を切るときは、設問の条件を「中心極限定理」「標本平均」「正規分布」のどれに結び付けるかを先に固定する。他の選択肢は名称が近い、または同じ分野に見える場合があるが、対象・役割・前提が設問文とずれる。正解の「標本平均の分布を正規分布で近似して考える根拠になるため」は、問われている定義や状況に最も直接対応する点で選べる。

同じ章で確認したい用語

到達チェック

  • 中心極限定理を一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、中心極限定理に関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる