Python3エンジニア認定基礎試験 用語解説
辞書型とは
キーでインデックス化されるデータ型(dictionary)。範囲の数でインデックス化されるシーケンスとは異なる。キーには文字列・数値を常に使え、文字列・数値・その他のタプルだけを含むタプルも使えるが、変更可能なオブジェクトを直接・間接に含むタプルやリストは使えない。存在しないキーを d[key] で取り出すと KeyError になり、get() を使えばこのエラーを避けられる。
この記事の目次
まず押さえる結論
辞書型は、Python3エンジニア認定基礎試験の「第5章 データ構造」に出てくる用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-09-18。
試験概要(公式)比較記事でさらに確認する
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
「第5章 データ構造」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。
- append と extend の混同。append は渡した値を1個の要素として足し、extend は要素を1つずつ足す。
- リストとタプルの可変・不変の取り違え。リストは後から変えられ、タプルは変えられない。スライスはどちらでも使える。
- 辞書のキー取得で、角かっこと get の動きを混同する。キーが無いとき角かっこは例外になり、get は既定値を返す。
関連する確認問題
第5章 データ構造 / 辞書型
d = {'banana': 3, 'apple': 5, 'cherry': 1} に対する list(d) と sorted(d) の結果の説明として、公式チュートリアルの内容に合うものはどれか。
正解は「list(d) はキーの挿入順のリスト、sorted(d) はソートされたキーのリストを返す」である。公式チュートリアル5.5は、辞書に対する list(d) がキーの挿入順のリストを返し、ソートされたリストが欲しい場合は代わりに sorted(d) を使うと述べている。この辞書なら list(d) は ['banana', 'apple', 'cherry']、sorted(d) は ['apple', 'banana', 'cherry'] になる。値や組を取り出したいときは values() や items() を使う。
第5章 データ構造 / 辞書型
{x: x**2 for x in (2, 4, 6)} を実行した結果として、公式チュートリアルが示しているものはどれか。
正解は「{2: 4, 4: 16, 6: 36}」である。公式チュートリアル5.5は「辞書内包表現を使って、任意のキーと値のペアから辞書を作れます」と述べ、この式が {2: 4, 4: 16, 6: 36} になる例を示している。コロンの左の x がキー、右の x**2 が値になる。波括弧の中にコロン付きのペアを書くので、集合やリストではなく辞書ができる。式の中の for 句は、(2, 4, 6) の各要素を順に x に取り出して、キーと値のペアを1組ずつ作る。同じ形でリスト内包表記は角括弧で囲み、新しいリストを作る。
第5章 データ構造 / 辞書型
辞書から、キーが存在しないときに例外を出さずに既定値を受け取りたい。用いるメソッドはどれか。
正解は「get()」である。get は指定したキーの値を返し、キーが無い場合は例外ではなく既定値を返す。角かっこでキーを指定する書き方だとキーが無いときに例外になるため、存在しない可能性があるキーを扱う場面では get が使われる。items は辞書のキーと値の組を取り出すメソッドで、ループと組み合わせて使う。dict は辞書を作る関数、set は集合を作る関数で、どちらもキーの取り出しに使うものではない。get はキーを1つだけ指定する呼び出し方のほかに、2つ目の引数として既定値を指定する呼び出し方もでき、既定値を省略した場合はキーが無いときに None が返る。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- 辞書型を一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、辞書型に関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)