Python3エンジニア認定基礎試験 用語解説
スライスとは
s[i:j] のように範囲を指定して一部を取り出す書き方。開始値は含まれ、終了値は含まれないため、s[:i] + s[i:] は常に s と等しい。最初のインデックスを省略すると 0、二番めを省略すると対象のサイズとみなされる。範囲外のインデックスを指定してもエラーにならず、word[4:42] のように扱われる。
この記事の目次
まず押さえる結論
スライスは、Python3エンジニア認定基礎試験の「第3章 気楽な入門編」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-09-18。
試験概要(公式)試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
×除算 / と切り捨て除算 // の取り違え。/ は割り切れる場合でも常に浮動小数点数を返し、整数の商が欲しいときは // を使う。
×負のインデックスとスライスの範囲。-1 が最後の文字で、スライスの終了位置を省略すると末尾までになる。
×リストが可変であることの扱い。代入してもコピーは作られず、同じリストを指す名前が増えるだけになる。
関連する確認問題
第3章 気楽な入門編 / 文字列
word = 'Python' のとき、word[:2] + word[2:] の結果はどれか。
正解は「'Python'」である。公式チュートリアルはスライスについて「開始値は常に含まれ、終了値は常に含まれない」と記し、そのため「s[:i] + s[i:] は常に s と等しくなります」と述べて word[:2] + word[2:] が 'Python' になる例を示している。word[:2] は最初のインデックスが省略されて 0 と見なされるので 'Py'、word[2:] は二番めのインデックスが省略されて文字列のサイズと見なされるので 'thon' になる。インデックス 2 の文字は後ろ側にだけ含まれ、重複も欠落もしない。
第3章 気楽な入門編 / 文字列
word = 'Python'(6 文字)のとき、word[42] と word[4:42] を評価した結果の組み合わせとして正しいものはどれか。
正解は「word[42] は IndexError、word[4:42] は 'on'」である。公式チュートリアルは「大き過ぎるインデックスを使おうとするとエラーが発生します」と記し、word[42] が IndexError(string index out of range)になる例を示している。一方で「スライスで範囲外のインデックスを使ったときは、上手く対応して扱ってくれます」と述べ、word[4:42] が 'on'、word[42:] が空文字列 '' になる例を挙げている。1 文字を取り出すインデックス指定と部分文字列を取り出すスライスでは、範囲外の扱いが異なる。
第3章 気楽な入門編 / 文字列
word = 'Python' のとき、word[-2:] の結果はどれか。
正解は「'on'」である。負のインデックスは末尾から数える指定で、-1 が最後の文字、-2 が後ろから2番目の文字を指す。スライス word[-2:] は開始位置を後ろから2番目、終了位置を省略して末尾までとするため、後ろ2文字の 'on' が得られる。'no' は順序が逆で、スライスは元の順序を保つためこうはならない。'n' は word[-1:] または word[-1] の結果である。'Pyth' は word[:4] や word[:-2] の結果で、後ろを切り落とす指定になる。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- スライスを一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、スライスに関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)