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情報リテラシーとリスク

フィッシング・スミッシング・ヴィッシングの違い

フィッシング、スミッシング、ヴィッシングは、生成AIパスポートの公式シラバスで、セキュリティの詳細キーワードに並ぶ用語です。3つの違いは、相手に近づく手段が、メール、SMS、電話のどれかという点です。

このページは、公式シラバス、フィッシング対策協議会、IPAの資料の範囲で、用語の違い・出る章・利用者の備えを整理しています。

公式情報の確認

試験日、料金、申込条件、試験方式など変動する情報は、公式情報を最終確認してください。 当サイトの一次情報確認日: 2026-08-31。

試験の出題範囲・実施要項は変動するため、受験前に公式情報を確認してください。

結論

  1. フィッシングは主にメール、スミッシングはSMS、ヴィッシングは電話を使う、なりすましによる情報の詐取
  2. マルウェアとランサムウェアは不正プログラムの話で、前の3つの手段とは分類の軸が違う
  3. 現行の2026年版シラバスは3語とも載せ、2027年2月適用版はフィッシングとソーシャルエンジニアリングを載せる
  4. 備えの軸は、いつもの公式アプリ・ブックマークから開く習慣と、多要素認証、人による確認・承認

用語ごとの違い

フィッシング対策協議会は、フィッシングを、実在する組織を騙って個人情報を詐取する行為と説明しています。スミッシングとヴィッシングは、その手段をSMSや電話に替えたものです。

用語使う手段内容
フィッシング主に電子メール実在する組織を騙って、ユーザネーム、パスワード、クレジットカード番号などの個人情報を詐取する行為。メールのリンクから偽サイトに誘導し、入力させる手口が一般的
スミッシングSMS(ショートメッセージ)SMS(ショートメッセージ)を使い、個人情報を抜き取るフィッシングサイトへ誘導するフィッシング(フィッシング対策協議会のガイドラインの定義)
ヴィッシング電話・音声通話Voice(ボイス)とPhishing(フィッシング)を合わせた語で、ボイスフィッシングともいう。電話を悪用する詐欺手口(フィッシング対策協議会のフィッシングレポート2026。同レポートの表記は「ビッシング」)
マルウェア(手段ではなくプログラムの種類)公式シラバスの詳細キーワードに、ランサムウェアとは別の語として載る
ランサムウェア(プログラムの種類)感染した端末に制限をかけ、その解除と引き換えに金銭を要求する不正プログラム。「Ransom(身代金)」と「Software」の造語(IPAの説明)。IPAのページは、警視庁の解説をマルウェア「ランサムウェア」の題で紹介している

問題文で手段が書かれていれば、メールならフィッシング、SMSならスミッシング、電話ならヴィッシングと読み分けられます。ランサムウェアが選択肢に出たときは、手段ではなく、金銭を要求する不正プログラムかどうかで判断します。

一次資料: 生成AIパスポート公式シラバス、フィッシング対策協議会「フィッシングとは」「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン 2024年度版」「フィッシングレポート2026」、IPA「ランサムウェア対策特設ページ」

シラバスのどこに出るか

公式シラバスでは、版によって置かれる場所と載る語が違います。

場所内容
2026年版(現行) 第4章 インターネットリテラシー(中項目「セキュリティとプライバシー」)学習項目に「利用者の興味を引くフィッシング詐欺」「悪意のあるQRコード」「ソーシャルエンジニアリング攻撃」などが並ぶ。詳細キーワードにフィッシング詐欺、スミッシング、ヴィッシング、マルウェア、ランサムウェア、スピアフィッシング、ベイト攻撃、ブラックメール、プレテキストなどが載る
2027年版(2027年2月試験より適用) 第4章 リスク(中項目「生成AIの代表的リスク」)学習項目に「フィッシング・詐欺・サイバー攻撃への悪用」が置かれる。詳細キーワードはフィッシング、マルウェア、ソーシャルエンジニアリング、多要素認証、人間による確認・承認などで、スミッシングやヴィッシングの名前は載っていない

現行版は用語の区別、2027年版は生成AIの悪用と対策という位置づけで、同じフィッシングでも問われ方が変わります。章立ての変更は2027年2月試験の新シラバスに整理しています。試験での出題を予想するものではありません。

利用者の備え

備えは、出どころとあわせて並べます。多要素認証と人による確認・承認の行は、シラバスの詳細キーワードをこのサイトが備えとして読み解いたものです。

備え内容出どころ
いつもの公式アプリ・ブックマークから開く日頃使うサービスには、いつもの公式アプリ、いつもの公式サイト(ブックマーク)から入る習慣をつける。怪しいメールやSMSが来ても、リンクを開かずに済むフィッシング対策協議会「フィッシングとは」
SMSの発信者番号を確かめる海外の電話番号やアルファベットの発信者は疑う。携帯電話番号なら、正規の発信者かどうかを事業者のホームページで確認し、事業者名が分からなければリンクにアクセスしないフィッシング対策協議会「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン 2024年度版」
見た目で判断しない差出人やメールアドレス、サイトの見た目は本物そっくりに偽装できるため、見破ろうとするより、入口を決めておくほうが確実フィッシング対策協議会「フィッシングとは」
多要素認証と人による確認・承認2027年版シラバスの詳細キーワード。声や文面が本物らしくても、それだけで本人と判断せず、別の確認手段と人の承認を組み合わせる公式シラバス(2027年2月適用版 第4章)

見破る力より、入口を決めておく習慣が備えの中心です。生成AIで本物らしい文面や声が作れる点はディープフェイクとはにまとめています。

よくある質問

フィッシングとスミッシング、ヴィッシングの違いは?

違いは、相手に近づく手段です。フィッシングは主に電子メールのリンクから偽サイトへ誘導し、スミッシングはSMS、ヴィッシングは電話を使います。どれも、実在する組織や人になりすまして情報を詐取する点は共通です。

ランサムウェアとマルウェアの関係は?

IPAはランサムウェアを、感染した端末に制限をかけ、その解除と引き換えに金銭を要求する不正プログラムと説明します。IPAのページが紹介する警視庁の解説は、題をマルウェア「ランサムウェア」としており、マルウェアとして扱っています。

フィッシングとソーシャルエンジニアリングの関係は?

公式シラバスは、詳細キーワードにフィッシング詐欺とソーシャルエンジニアリング攻撃を並べています。どちらも人をだまして情報を引き出す点が共通するため、このサイトでは、フィッシングをソーシャルエンジニアリングの一つの形として読んでいます。

2027年2月の試験でも、スミッシングやヴィッシングは範囲ですか?

2027年2月試験より適用のシラバスは、詳細キーワードにフィッシングとソーシャルエンジニアリングを載せますが、スミッシングとヴィッシングの語は載せていません(2026-10-21時点)。出題を予想するものではないため、受験回の版のシラバスで確認してください。

怪しいメールを見分けるコツはありますか?

フィッシング対策協議会は、最近のフィッシング詐欺は非常に精巧で、本物のメールやサイトと見分けがつかないことが多いと説明しています。見分けるより、日頃から公式アプリやブックマークから開く習慣をつけることを勧めています。

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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)

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