データサイエンティスト協会の公式情報で確認
DS検定に合格した後は何をする?公式の4段階と次に受ける資格の選び方
DS検定は、協会が「見習いレベル(★)」の知識と実務能力を証明する試験と位置づけています。合格後の次の一手は、見習いの知識を実務や学習で使い込むことと、足りない力を別の資格で補うことの2つです。
このページでは、公式のスキルレベルの4段階、合格直後に済ませること、目的別の次の資格の選び方を整理します。
この記事の目次
公式情報の確認
試験日、料金、申込条件、試験方式など変動する情報は、公式情報を最終確認してください。 当サイトの一次情報確認日: 2026-10-24。
スキルレベルの表や検定の案内は更新される場合があります。判断する前に、協会の公式ページで最新の内容を確認してください。
公式が示すスキルレベルの4段階
協会の公式ページには、データサイエンティストのスキルレベル表が載っています(2025年12月4日のプレスリリースによる表)。段の違いは、試験の点数ではなく、任される課題の広さで示されています。
| スキルレベル | 対応できる課題の目安 |
|---|---|
| アシスタント データサイエンティスト(見習いレベル) | プロジェクトの担当テーマ。DS検定が証明する段 |
| アソシエート データサイエンティスト(独り立ちレベル) | 担当プロジェクト全体、担当サービス全体 |
| フル データサイエンティスト(棟梁レベル) | 対象組織全体 |
| シニア データサイエンティスト(業界を代表するレベル) | 産業領域全体、複合的な事業全体 |
DS検定の合格が示すのは、いちばん下の見習いレベルの知識です。この表は上の段と試験の対応を示していないため、次の段へ近づく目安は、担当するテーマを増やしていく実務の経験と考えるのが自然です(当サイトの読み方)。
合格直後にやること
- 合格証PDFとオープンバッジを受け取る。受け取り方はDS検定の結果発表と合格証にまとめています
- 履歴書やプロフィールに書く。名称と書き方はDS検定の履歴書・就活での書き方で確かめられます
- 学んだ内容を使う場面を決める。見習いレベルは「プロジェクトの担当テーマ」に当たるため、仕事や授業で集計や可視化を一つ任される経験が、次の段への最初の材料になります
DS検定の学習に使う書籍(Amazon)
試験範囲を通して読むときの1冊です。読んだ章は、このサイトの章別問題で確かめられます。
次の資格を選ぶ3つの目的
次に受ける資格に公式の決まった順番はありません。当サイトでは、何を伸ばしたいかで次の行き先を分けています。
| 伸ばしたいこと | 次の行き先の候補 |
|---|---|
| 統計の土台を固めたい | 統計検定2級(大学基礎課程1・2年次レベル)、またはデータサイエンス系の統計検定。違いは「統計検定2級とDS検定の違い」と「統計検定の級とDS系の一覧」で確かめられる |
| 自分で手を動かして分析したい | Pythonの文法基礎を問うPython3エンジニア認定基礎試験。DS検定はデータ活用の知識の幅、こちらは一つの言語の文法を測る試験で、役割が重ならない |
| AIの知識まで広げたい | AIの知識を問うG検定、生成AIの基礎を問う生成AIパスポート。DS検定との出題範囲の違いは、それぞれの比較ページで並べている |
次の資格の試験形式を並べる
受験の負担を比べるときは、問題数・試験時間・受験料を並べると判断しやすくなります。次の表は、各試験の公式情報を当サイトの比較ページで確認した内容です(税の表記は各公式のままで、DS検定は税抜、Python3基礎は税別です。受験料は変更されることがあるため、申し込み前に公式ページで確かめてください)。
| 試験 | 試験の形と受験料 |
|---|---|
| DS検定(今回合格した試験) | 選択式100問・100分。一般10,000円(税抜) |
| 統計検定2級 | 90分。一般7,000円・学割5,000円。合格は60点以上。出題範囲は3級・4級の内容を含む |
| Python3エンジニア認定基礎試験 | 選択式40問・60分。合格ラインは正答率70%。1万円(税別) |
G検定と生成AIパスポートの試験形式は、それぞれの比較ページに並べています。どの試験も、受験前に公式の最新の案内で、試験日と申込方法を確かめてください。
DS検定の3つの力を、合格後に使う場面
協会のDS検定トップページでは、DS検定を、データサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力の三つについて、見習いレベルの実務能力と知識を証明する試験としています。次の資格を受ける前に、三つの力を使う場面を一つ決めておくと、学んだ内容が定着しやすくなります。
- データサイエンス力: 仕事や授業のデータで平均や割合を出し、グラフにして一文で説明する
- データエンジニアリング力: 表計算ソフトやデータベースから必要な列を取り出し、集計できる形に整える
- ビジネス力: 分析の結果から、誰がどの判断に使えるかを一行で書く
上の三つは当サイトの例で、公式の合格後の課題ではありません。体験した内容を一つでも話せると、履歴書や面接で資格名だけを伝えるよりも、学んだことが伝わります。
選ぶときの考え方
ここからは公式の規定ではなく、当サイトの考え方です。資格を増やすこと自体を目的にせず、DS検定の学習中にいちばん苦手だった範囲に近い資格を選ぶと、学んだ内容がつながります。
- 確率や検定、回帰の章でつまずいた人は、統計検定の側から入る
- データの加工や集計を自分でやる場面がある人は、Pythonの試験の側から入る
- 仕事でAIの話題に触れる機会が多い人は、G検定や生成AIパスポートの側から入る
まだ受験前の人や、別の資格との並びを知りたい人は、統計検定の級とデータサイエンス系の一覧で、統計系の資格がどう並ぶかを確かめられます。
よくある質問
DS検定の上の検定はある?
協会の公式ページで案内されている検定は、見習いレベル(★)を証明する「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」です。独り立ち以上の段は、合格水準ではなく、担当する課題の広さ(プロジェクト全体、組織全体など)の目安として示されています。
合格後に更新手続きは必要?
協会の案内では、合格の有効期間は特に設けられていません。ただし問題は、スキルチェックシートやモデルカリキュラムの変更に伴い更新される予定とされています。詳しくは「DS検定に更新・有効期限はある?」にまとめています。
統計検定とPythonは、どちらを先に受ける?
公式に定められた順番はありません。当サイトの考え方では、分析の結果を読んで説明する場面が多いなら統計検定、データを自分で加工する場面が多いならPythonの試験を先にします。迷うときは、DS検定の章別の正答率から、つまずいた章に近い方を選びます。
合格すると仕事や転職に有利になる?
応募先がDS検定をどう評価するかは企業ごとに異なり、一律の基準は確認できません。仕事での使いどころは「DS検定は仕事・転職に役立つ?」で整理しています。
