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G検定 用語解説

過学習(オーバーフィッティング)とは

モデルが訓練データに適合しすぎて、未知のデータに対する性能(汎化性能)が下がってしまう状態。

まず押さえる結論

過学習(オーバーフィッティング)は、G検定の「大項目3 機械学習の概要」で確認しておきたい用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。

情報源と編集区分

公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-07-03。

試験概要(公式)

比較記事でさらに確認する

具体例から判断の境界を固める

対策そのものではなく、訓練データに適合しすぎて汎化性能が下がる状態として捉える

訓練データでは高い精度が出ているのに、未知のテストデータでは精度が大きく下がる場面があります。これは、モデルが訓練データの細かな癖まで覚え込みすぎて、新しいデータへの対応力(汎化性能)を失っている状態で、過学習と呼びます。訓練データにもテストデータにも十分適合できていない未学習とは逆の状態です。過学習を抑えるために、正則化やドロップアウト、早期終了といった対策が用いられ、交差検証によって汎化性能をより安定して見積もります。

問題文で見る箇所
「訓練データでは高精度、テストデータでは精度が下がる」「汎化性能が下がる」という状態の説明があれば過学習を候補にします。正則化・ドロップアウト・早期終了・交差検証は過学習という状態そのものではなく、それぞれ対策や評価の手法である点を区別します。
隣接概念との境界
正則化・ドロップアウト・早期終了は過学習を抑えるための対策で、交差検証は汎化性能を見積もる評価手法です。いずれも過学習という状態そのものを指す語ではありません。また、訓練・テストの両方で精度が低い未学習は、過学習とは逆方向の状態です。

誤答しやすい選択肢

  • 正則化を過学習と同じ状態を指す語として扱う。正則化は過学習を防ぐための対策であり、状態そのものの名称ではありません。
  • 訓練データにもテストデータにも十分適合できていない状態(未学習)を過学習と呼ぶ。過学習は訓練データには適合しすぎている点で未学習とは逆です。
  • 交差検証を行えば過学習が自動的に解消されると断定する。交差検証は汎化性能を見積もる評価手法であり、過学習を防ぐ対策そのものではありません。

4段階の判断手順

  1. 01設問が訓練データとテストデータの精度差、または汎化性能の低下を述べているかを確認する。
  2. 02訓練でもテストでも精度が低い未学習と、訓練だけ高精度な過学習を混同していないか区別する。
  3. 03正則化・ドロップアウト・早期終了は対策、交差検証は評価手法であり、過学習という状態そのものではないと切り分ける。
  4. 04過学習の説明に対策や評価の語が紛れ込んでいないか見直す。

到達条件: 過学習を訓練データへの適合しすぎと汎化性能の低下として説明し、未学習・対策・評価手法との違いを言える。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

×教師あり・教師なし・強化学習の分類の取り違え(分類/回帰=教師あり、クラスタリング/次元削減=教師なし)。

×L1正則化(ラッソ=係数が0になり変数選択も兼ねる)とL2正則化(リッジ=係数を小さく抑えるが0にはなりにくい)の混同。

×適合率(精度)と再現率の取り違え、および混同行列の読み方。

関連する確認問題

大項目3 機械学習の概要 / 代表的な手法

多数の特徴量を持つデータを、情報の損失を抑えつつ分散が最大となる新たな軸へ変換し、より少ない変数で表現する手法はどれか。

正解は「主成分分析」である。分散が最大となる軸へ射影して次元を圧縮するのは主成分分析。線形回帰は説明変数から連続値を予測する手法で次元圧縮が目的ではない。決定木は条件分岐でデータを分割して予測する手法。ロジスティック回帰はクラス分類の確率を出力する手法であり、いずれも変数を減らして表現し直す処理ではない。「分散が最大となる新たな軸」と「少ない変数で表現」がPCAの判断材料になる。予測精度を直接上げるモデル選択ではなく、データ表現を圧縮する前処理・分析手法を問うている。

大項目3 機械学習の概要 / 代表的な手法

複数の弱い学習器を組み合わせるアンサンブル学習のうち、前の学習器が誤ったデータを重視しながら次の学習器を逐次的に作っていく手法はどれか。

正解は「ブースティング」である。誤りを重視しながら学習器を順番に追加していくのはブースティング。バギングはデータを復元抽出して並列に学習器を作り平均・多数決をとる手法で、逐次的に誤りを補正するものではない。主成分分析は次元削減手法、k近傍法は近傍データによる分類手法であり、どちらもアンサンブルの逐次学習とは無関係。「前の学習器が誤ったデータを重視」「逐次的」がブースティングの手がかりである。アンサンブルの中でも、並列に集約するバギングではなく、弱点を次の学習器へ引き継ぐ順番付きの作り方を選ぶ。

大項目3 機械学習の概要 / モデルの評価と過学習

訓練データに対しては高い精度を示すのに、未知のテストデータに対する精度が大きく下がってしまい、汎化性能が低い状態を何というか。

正解は「過学習」である。訓練データに適合しすぎて未知データへの汎化性能が下がる状態は過学習。未学習は訓練データにも十分適合できず訓練・テストともに精度が低い状態で逆の現象。正則化は過学習を抑えるための手法であって状態の名称ではない。交差検証は汎化性能を見積もる評価手法であり、状態を指す語ではない。訓練データでは高精度なのにテストデータで下がる、という差の出方を見る。学習済みモデルが訓練例を覚え込みすぎて、新しいデータへの対応力を失っている状態と捉える。

同じ章で確認したい用語

到達チェック

  • 過学習(オーバーフィッティング)を一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、過学習(オーバーフィッティング)に関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる

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