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DS検定 用語解説

局所最適解とは

ある点の近傍だけで見たときに関数値が最も良くなる点。全体で見ても最良とは限らない。

まず押さえる結論

局所最適解は、DS検定の「第3章 数学的基礎」に出てくる用語です。見分けの要点は、局所最適解はその点の近傍だけで見て関数値が最良となる到達点で、定義域全体(大域)で見ても最良とは限りません。勾配は到達点ではなく、探索のたびに位置が変わるごとに計算し直すベクトルです。

情報源と編集区分

公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-10-02。

試験概要(公式)

局所最適解の具体例と、問題文で見る箇所・隣接概念との境界

局所最適解を、役割と隣接概念の境界から捉える

ある点の近傍だけで見たときに関数値が最も良くなる点。全体で見ても最良とは限らない。 試験では、処理の対象・目的・使う段階を別の概念と入れ替えた選択肢が出ます。何に対して何をする手法かを分けて確認します。

問題文で見る箇所
探索の途中で計算するベクトルではなく、ある近傍の中だけで見て関数値が最も良くなる到達点そのものを問われているかを確認します。
隣接概念との境界
局所最適解はその点の近傍だけで見て関数値が最良となる到達点で、定義域全体(大域)で見ても最良とは限りません。勾配は到達点ではなく、探索のたびに位置が変わるごとに計算し直すベクトルです。

誤答しやすい選択肢

  • 近傍だけで最良となった到達点である局所最適解を、探索のたびに計算し直すベクトルである勾配と同じ意味で使う。定義の主語と処理対象を確認します。
  • 局所最適解の目的だけを見て、同じ目的を持つ別手法まで同じ用語とする。具体的な処理を比較します。
  • 局所最適解を使えば目的が必ず達成されると断定する。適用条件や評価を別に確認します。

4段階の判断手順

  1. 01問題文が状態、手法、評価指標、制度のどれを説明しているか決める。
  2. 02定義の中心となる対象と動作が局所最適解に一致するか確認する。
  3. 03隣接概念と共通する目的ではなく、処理や条件の違いを見る。
  4. 04必ず・完全に・だけでよいという過度な断定がないか見直す。

到達条件: 局所最適解を一文で説明し、最も混同しやすい隣接概念との違いを処理または条件から言える。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

「第3章 数学的基礎」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。

  • 偏微分と全微分、勾配の意味を混同する。多変数関数における偏微分は他の変数を固定して1変数について微分すること。
  • 局所最適解と大域最適解の違い。停留点が必ずしも極値になるとは限らないことを理解していないと選択肢を誤る。
  • 固有値・固有ベクトルの意味を、単なる計算手順としてのみ覚えてしまい、線形変換における役割を説明できない。

関連する確認問題

第3章 数学的基礎 / 微分・積分基礎

損失関数を小さくするため、現在の点で関数が最も急に増加する向きを知りたい。その向きを与える量はどれか。

現在の点で関数が最も急に増加する向きを知りたいので、その点での変化を表す量が必要になる。正解は「勾配」である。勾配は、各変数についての偏微分を並べたもので、関数が最も急に増加する向きを示す。損失関数を小さくするときは、勾配と逆向きに進む。「局所最適解」は近くの範囲で最適な点、「確率密度関数」は連続量の確率を表す関数であり、増加の向きを与えない。「大域最適解」は関数全体で最適な点であり、現在の点での向きを示さない。したがって、設問の量は勾配である。

第3章 数学的基礎 / 微分・積分基礎

勾配が0の点(停留点)についての説明として、誤っているものはどれか。

誤っている説明を選ぶので、例外を許さない言い切りに注意する。正解は「停留点は、必ず極値になる」である。勾配が0の点である停留点は、極値になることもあるが、極値にならない点もあるため、必ず極値になるとは言えない。停留点が極値になること、極値の候補として調べる対象であること、局所最適解と大域最適解が一般には一致しないことは、いずれも正しい説明である。したがって、必ず極値になるとする説明が、設問の誤った説明である。勾配が0であることは、極値かどうかを調べる出発点にすぎず、見つけた時点で最適化が完了したとは言えない。

第3章 数学的基礎 / 微分・積分基礎

損失関数のある点は、その近くのどの点よりも損失が小さいが、離れた場所にはさらに小さい点が存在する。この点はどれか。

正解は「局所最適解」である。局所最適解は、ある点の近傍だけを見たときに関数値が最も良い点だが、定義域全体で最良とは限らない。設問では近くの点より損失が小さい一方、離れた場所にさらに小さい点があるため局所最適解に当たる。大域最適解は定義域全体で見て最も良い点であり、設問の条件には合わない。停留点は微分や勾配が0になる点で、必ずしも最小値ではない。勾配は各変数についての偏微分を並べ、関数が最も増える方向を示すベクトルである。比較範囲が近傍か全体かを確認する。

同じ章で確認したい用語

他資格でも出題される用語

到達チェック

  • 局所最適解を一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、局所最適解に関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる

執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)