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用語比較

ワークフロー型と自律型AIエージェントの違い(生成AIパスポート)

ワークフロー型と自律型のAIエージェントは、どちらもLLMを使って仕事を進めますが、手順を決める主体が違います。

ワークフロー型は、LLMとツールをあらかじめ決めた経路で動かす方式です。自律型は、LLMが進め方とツールの使い方を自分で決める方式です。前者は手順が先に決まっていて、後者は実行しながら決まります。

生成AIパスポートの公式シラバス(2027年2月試験より適用)は、AIエージェントの学習対象にワークフロー型と自律型、自律性のレベルを挙げています。シラバスは定義文を載せていないため、このページの区別はAnthropicの公式エンジニアリング記事で確認した範囲です。

この記事の根拠と出典

各セクションの見出しの下に、公式資料で確認した内容か編集部の整理かをラベルで示しています。 試験日・料金・申込条件・試験方式は変わることがあるため、申込前に公式サイトで確認してください。生成AIパスポートの一次情報確認日: 2026-08-31。

結論

ワークフロー型

LLMとツールを、あらかじめ決めたコードの経路で組み合わせる。内容の決まった課題で、予測しやすく一貫した結果を得やすい。

自律型

LLMが自分の進め方とツールの使い方を動的に決める。手順を固定できない開放的な課題に向くが、コストが増え、誤りが積み重なる可能性がある。

違いを表で確認

比較軸ワークフロー型自律型
手順を決める主体人が、実行の前に経路を決めるLLMが、実行しながら決める
向く課題内容の決まった課題手順の数を予測できず、固定した経路を書けない課題
得やすいもの予測しやすさと一貫性柔軟性とモデル主導の判断
注意する点経路の進め方は人が決めており、LLMに任せていないコストの増加と、誤りが積み重なる可能性。隔離環境での試験と安全策が要る

どこで迷っているかを切り分ける

01

問い合わせを種類ごとに別の担当へ振り分ける仕組みを考えている人

入力を分類して専門の処理へ渡す流れは、ワークフローの型のルーティングにあたります。経路が先に決まっているため、ワークフロー型の例です。

02

手順が事前に分からない調査や修正を、AIに任せたい人

進める途中で次にやることが変わる課題は、自律型が向く場面です。ただし判断をある程度信頼できることが前提で、権限や実行範囲の安全策も合わせて考えます。

具体例で使い分ける

例 1

社内の報告書づくりにAIを使う場合

当サイトが作った架空の例です。月次の報告書を作る業務で、「資料を要約し、体裁を整え、翻訳する」という順番が毎月同じです。

  • 順番が毎回同じなら、前の出力を次の呼び出しが処理するプロンプトチェーンのような、あらかじめ決めた経路で足ります。ワークフロー型です。
  • 同じ業務でも、「不具合の原因を調べて直す」のように次の一手が結果しだいで変わるなら、経路を固定できません。この場合は自律型が候補になります。

結論: 手順が事前に決められるかどうかが分かれ目です。決められるなら、予測しやすいワークフロー型で足ります。

問題文から答えを選ぶ手順

  1. 1

    手順を先に書けるかを見る

    毎回ほぼ同じ順番で進むなら、ワークフロー型です。手順の数も順番も結果しだいで変わるなら、自律型です。

  2. 2

    単純な方法で足りるかを見る

    Anthropicの記事は、まず最も単純な方法を探し、必要なときだけ複雑にすることを勧めています。検索や例示を加えた単一のLLM呼び出しで足りる用途も多いとしています。

  3. 3

    自律型なら安全策を足す

    自律性はコストの増加と誤りの積み重なりを伴います。同記事は、隔離環境での十分な試験と、適切なガードレールを勧めています。

試験での見分け方

  • 1手順を人があらかじめ決めるのがワークフロー型、LLMが自分で決めるのが自律型。
  • 2内容の決まった課題はワークフロー型、手順を固定できない課題は自律型が向く。
  • 3どちらを使う前にも、単一のLLM呼び出しで足りないかを先に考える。
  • 4自律型は、コストの増加と誤りの積み重なりに備えて、試験と安全策を足す。

誤答しやすい選択肢

AIエージェントは、すべて自律型だと考える

修正: Anthropicの記事は、両方をまとめてエージェント的なシステムと呼び、そのうえでワークフローとエージェントを区別しています。ワークフロー型は、あらかじめ決めた経路で動きます。

自律型のほうが、どんな課題にも高性能だと考える

修正: 同記事は、自律型はコストが増え、誤りが積み重なる可能性があるとしています。内容の決まった課題では、ワークフロー型が予測しやすさと一貫性で向いています。

自律型は、人の確認が要らないと考える

修正: 同記事は、隔離環境での試験とガードレールを勧めています。実行中に人へ戻って情報や判断を求めることもあります。

確認問題

Q1LLMとツールを、あらかじめ決めたコードの経路で組み合わせる方式を何と呼びますか?

答え: ワークフロー型

Anthropicの記事は、あらかじめ決めたコードの経路で動くものをワークフローと呼んでいます。

Q2LLMが自分の進め方とツールの使い方を動的に決める方式を何と呼びますか?

答え: 自律型のAIエージェント

同記事は、LLMが自分のプロセスとツールの使い方を動的に決めるものをエージェントと呼んで区別しています。

Q3手順の数を予測できず、固定した経路を書けない開放的な課題に向くのはどちらですか?

答え: 自律型

同記事は、手順の数が分からない開放的な課題にエージェントを使えるとしています。

到達チェック

  • ワークフロー型と自律型の違いを、手順を決める主体で説明できる
  • それぞれが向く課題を、1つずつ挙げられる
  • 自律型で足したい安全策を、挙げられる

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よくある質問

Qワークフロー型とは?

A

LLMとツールを、あらかじめ決めたコードの経路で組み合わせて動かす方式です。

Q自律型のAIエージェントとは?

A

LLMが自分の進め方とツールの使い方を動的に決め、課題の達成方法の主導権を持つ方式です。

Q公式シラバスに載っていますか?

A

はい。2027年2月試験より適用のシラバスは、AIエージェントの学習対象にワークフロー型と自律型、自律性のレベルを挙げています。定義文は載っていません。

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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)