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生成AIパスポート 用語解説

匿名加工情報とは

特定の個人を識別できず、かつ復元できないように加工した個人情報。

まず押さえる結論

匿名加工情報は、生成AIパスポートの「第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則」に出てくる用語です。見分けの要点は、要配慮個人情報は、人種・信条・病歴・犯罪歴など取扱いに特に配慮を要する個人情報の種類を指し、加工されているかどうかとは関係なく成立します。匿名加工情報はこれと逆に、元の個人情報がどんな種類であっても、個人を識別・復元できないように加工した結果を指します。情報の種類を問う語か、加工後の状態を問う語かで区別します。

情報源と編集区分

公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-08-31。

公式シラバス(PDF)(公式)

混同しやすい用語との差

匿名加工情報 / 要配慮個人情報

匿名加工情報は、個人を識別できず復元できないよう加工した情報です。

要配慮個人情報は、病歴や信条など取扱いに特に配慮が必要な個人情報です。

見分け方: 加工後の状態を問うのか、情報の種類を問うのかで判断します。

比較記事でさらに確認する

匿名加工情報の具体例と、問題文で見る箇所・隣接概念との境界

個人情報の種類そのものではなく、個人情報を加工して個人を識別・復元できなくした状態として捉える

氏名や住所を含む顧客データを分析や外部提供に使いたい場合に、氏名の削除やマスキングなどの処置を行い、特定の個人を識別できず、かつ元のデータへ復元できないように加工することがあります。これによって作られた情報が匿名加工情報です。ここで問われているのは加工前のデータがどんな種類の個人情報かではなく、加工後に個人を特定できない状態になっているかどうかです。

問題文で見る箇所
「個人を識別できない」「復元できない」「加工した」という語があれば匿名加工情報を候補にします。病歴や信条といった情報の種類そのものを説明している場合は、匿名加工情報ではなく要配慮個人情報を候補にします。
隣接概念との境界
要配慮個人情報は、人種・信条・病歴・犯罪歴など取扱いに特に配慮を要する個人情報の種類を指し、加工されているかどうかとは関係なく成立します。匿名加工情報はこれと逆に、元の個人情報がどんな種類であっても、個人を識別・復元できないように加工した結果を指します。情報の種類を問う語か、加工後の状態を問う語かで区別します。

誤答しやすい選択肢

  • 病歴や信条など配慮が必要な情報の種類そのものを匿名加工情報と呼ぶ。それは要配慮個人情報の説明であり、匿名加工情報は加工後の状態を指す語です。
  • 氏名を削除しただけで、他の情報と組み合わせれば個人を再識別できる状態を匿名加工情報とする。匿名加工情報は個人を識別できず、かつ復元もできない状態まで加工されている必要があります。
  • 匿名加工情報にすれば元の個人情報がどんな内容でも自由に扱ってよいと判断する。加工の適切さや利用目的の妥当性は別に確認が必要です。

4段階の判断手順

  1. 01設問が個人情報の種類を問うているか、加工後の状態を問うているかを先に分ける。
  2. 02加工後の状態であれば、個人を識別できないか、かつ元へ復元できないかの両方を満たすか確認する。
  3. 03病歴・信条・犯罪歴などの語が出てくる場合は要配慮個人情報の説明でないか確認する。
  4. 04加工済みという理由だけで自由な利用が許されると断定していないか見直す。

到達条件: 匿名加工情報を個人の識別・復元ができない加工後の状態として説明し、要配慮個人情報との違いを言える。

試験での問われ方

01

定義の言い換え

用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。

02

似た概念との比較

同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。

03

具体例からの判断

問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。

誤答しやすいポイント

「第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。

  • 個人情報の区分の混同。要配慮個人情報=病歴・信条等の配慮を要する情報、匿名加工情報=復元できないよう加工した情報、個人識別符号=指紋やマイナンバー等それ単体で個人を識別できる符号。
  • フィッシング・スミッシング・ヴィッシングの違い。偽サイト・偽メール=フィッシング、SMS=スミッシング、電話(音声)=ヴィッシング。
  • AI事業者ガイドライン(国の指針)とAI新法(2025年公布の法律)の混同。ガイドラインは法律ではない。

関連する確認問題

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / インターネットリテラシー

インターネットを適切かつ安全に利用するために必要な、情報を正しく読み取り判断する知識や能力を何というか。

正解は「インターネットリテラシー」である。インターネットリテラシーは、インターネットを適切かつ安全に利用するために必要な、情報を正しく読み取り判断する知識や能力を指す。パブリシティ権は有名人などの氏名・肖像が持つ経済的価値を保護する知的財産権の一種、匿名加工情報は特定の個人を識別できないよう加工し復元もできないようにした個人情報保護の用語、ランサムウェアはデータを暗号化して身代金を要求する不正プログラムであり、いずれも学習領域が異なるため「情報を読み取り判断する能力」を表す語ではない。

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / 個人情報保護の観点

個人情報をデータベース化して事業活動に利用しており、個人情報保護法に基づく義務を負う側を指す呼称はどれか。

正解は「個人情報取扱事業者」である。個人情報をデータベース化して事業に利用し、個人情報保護法に基づく義務を負う側が個人情報取扱事業者。個人情報保護委員会はその事業者を監督する行政機関(監督する側)、個人識別符号はそれ単体で個人を識別できる符号、匿名加工情報は特定の個人を識別できないよう加工した情報で、いずれも義務を負う側を指す語ではない。 判断では、義務を負う事業者、監督する行政機関、加工後の情報、識別用の符号を分ける。設問はデータや情報区分ではなく、個人情報を事業活動に利用する側の呼称を求めているため、個人情報取扱事業者を選ぶ。

第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 / 制作物に関わる権利

不正競争防止法で保護される、ID・パスワードなどで管理した上で特定の相手に限って提供される、商業的に価値のあるデータを何というか。

正解は「限定提供データ」である。不正競争防止法で保護される、ID・パスワード等で管理した上で特定の相手に限って提供される有用なデータが限定提供データ。営業秘密も同じ不正競争防止法上の概念だが、秘密として管理され公然と知られていない技術上・営業上の情報を指す点が異なる。匿名加工情報・個人識別符号は個人情報保護法上の概念で、いずれも特定の相手に限定提供されるデータではない。 同じ不正競争防止法上でも提供形態を区別する。限定相手へ蓄積・管理して提供するデータが限定提供データであり、秘密として非公知に管理する営業秘密とは要件が異なる。個人識別符号と匿名加工情報は個人情報保護法上の区分である。

同じ章で確認したい用語

他資格でも出題される用語

到達チェック

  • 匿名加工情報を一文で説明できる
  • 同じ章の似た用語と違いを説明できる
  • 問題文の具体例から、匿名加工情報に関係する論点を拾える
  • 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる

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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)