生成AIパスポート 用語解説
RLHFとは
人間の評価を報酬として強化学習を行い、モデルの出力を人間の意図・好みに近づける手法。
この記事の目次
まず押さえる結論
RLHFは、生成AIパスポートの「第2章 生成AI(ジェネレーティブAI)」に出てくる用語です。定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
情報源と編集区分
公式範囲を確認し、具体例・誤答例・判断手順は当サイトが編集。 一次情報確認日: 2026-08-31。
公式シラバス(PDF)(公式)比較記事でさらに確認する
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
「第2章 生成AI(ジェネレーティブAI)」の問題で、取り違えやすい組み合わせです。
- ハルシネーション・アライメント・ファインチューニングの取り違え。事実と異なるもっともらしい出力=ハルシネーション、人間の意図に沿わせること=アライメント、追加学習で調整=ファインチューニング。
- GANとVAEの混同。GANは生成器と識別器を競わせる方式、VAEはエンコーダ・デコーダと潜在ベクトルを使う方式。
- Transformerの中核を畳み込みや位置エンコーディングと取り違える。中核は自己注意(Self-Attention)。
関連する確認問題
第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) / ChatGPT
InstructGPTに関する説明として、最も適切なものはどれか。
正解は「GPT-3を人間のフィードバックを用いた強化学習(RLHF)でファインチューニングして指示に従う能力を高めたモデル群であり、1.3BパラメータのInstructGPTの出力の方が175BパラメータのGPT-3の出力より人間の評価者に好まれたと報告されている」である。InstructGPTは、GPT-3をRLHFでファインチューニングし、指示に従う能力を高めたモデル群で、2022年1月にOpenAIが発表した。決定条件は、パラメータ数の小さいInstructGPTの出力の方が、パラメータ数の大きいGPT-3の出力より人間の評価者に好まれたという報告である。パラメータ数を増やすことではなく、人間のフィードバックによる調整が指示への追従を高めた点が要点である。画像入力に対応した初のモデルはGPT-4、回答前に時間をかけて考える推論モデルシリーズの最初のモデルはGPT-o1の説明である。
第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) / ChatGPT
2022年11月30日に公開されたChatGPTの初期バージョンに搭載されたモデルで、GPT-3を人間のフィードバックを用いた強化学習(RLHF)で対話向けに調整したモデル群を指すのはどれか。
正解は「GPT-3.5」である。GPT-3.5は2022年11月30日に公開されたChatGPTの初期バージョンに搭載されたモデルであり、GPT-3を人間のフィードバックを用いた強化学習(RLHF)で対話向けに調整したモデル群を指す。GPT-3はGPT-3.5の元になったモデル、GPT-4は2023年3月に公開されたマルチモーダル対応モデル、GPT-o1は2024年9月に公開された推論モデルであり、いずれもChatGPTの初期バージョンに搭載されたモデルではない。
第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) / ChatGPT
ChatGPTの開発で使われた、人間の評価を報酬として強化学習を行い、モデルの応答を人間の好みに近づける手法の略称はどれか。
正解は「RLHF」である。RLHF(Reinforcement Learning from Human Feedback)は、人間による評価を報酬として強化学習を行い、モデルの応答を人間の意図や好みに近づける手法である。問題文の「人間の評価を報酬とする」「強化学習」という条件は、RLHFという手法名の由来そのものを指している。自然言語処理(NLP)は人間の言葉をコンピュータに処理させる技術分野の名称であり手法ではない。NSP(Next Sentence Prediction)とMLM(Masked Language Model)はBERTの事前学習で使われる手法で、文の並びや穴埋め語を予測する仕組みであり、人間の評価を報酬とする強化学習ではない。
同じ章で確認したい用語
他資格でも出題される用語
到達チェック
- RLHFを一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、RLHFに関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる
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執筆: ミナト編集部(運営者情報を見る)

