G検定 用語解説
相関と因果とは
2つの変数が連動していても、一方が他方の原因とは限らない。第3の要因(交絡)に注意。
まず押さえる結論
相関と因果は、G検定の「大項目8 AIに必要な数理・統計知識」で確認しておきたい用語です。 定義だけでなく、どの場面で使う言葉か、何と混同しやすいか、問題文のどの表現で判断するかまで確認します。
試験での問われ方
定義の言い換え
用語そのものではなく、説明文の一部を言い換えて出されることがあります。
似た概念との比較
同じ章の用語と入れ替えた選択肢に注意します。対象、目的、使う場面を分けます。
具体例からの判断
問題文の事例が、定義のどの部分に対応しているかを先に確認します。
誤答しやすいポイント
- 相関と因果の取り違え(相関があっても因果とは限らない。第3の要因=交絡に注意)。
- ベイズの定理(事前確率を観測で更新する)の理解。
- 正規分布の性質(左右対称・釣鐘型・平均と標準偏差の2パラメータ)と他の概念の混同。
関連する確認問題
大項目8 AIに必要な数理・統計知識 / 確率・統計
データのばらつきの大きさを表す指標のうち、各データと平均との差を2乗して平均した値の正の平方根として定義される量はどれか。
正解は標準偏差。各データと平均との差(偏差)を2乗して平均した値が分散であり、その正の平方根が標準偏差である。分散は平方根をとる前の値なので不正解。期待値は平均的な値、条件付き確率はある事象のもとで別の事象が起こる確率であり、ばらつきの指標ではない。
大項目8 AIに必要な数理・統計知識 / 確率・統計
設定した仮説が正しいと仮定したとき、観測された結果と同等以上に極端なことが偶然得られる確率を表し、値が小さいほどその仮説は支持されにくいと判断するために用いる指標はどれか。
正解はp値。設定した仮説のもとで、観測値と同等以上に極端な結果が偶然得られる確率を表し、統計的仮説検定において小さいほど仮説が棄却されやすいと判断する。期待値と標準偏差はデータの代表値やばらつきの指標、条件付き確率は別の事象を前提とした確率であり、検定で仮説の妥当性を判断する確率ではない。
大項目8 AIに必要な数理・統計知識 / 線形代数・微分
ある正方行列を掛けても向き(方向)が変わらず、長さがスカラー倍されるだけになる非ゼロのベクトルを指す用語はどれか。
正解は固有ベクトル。正方行列を掛けても方向が変わらずスカラー倍されるだけの非ゼロベクトルを固有ベクトル、その倍率を固有値と呼び、主成分分析などで用いられる。勾配は関数が最も急に増加する方向を表すベクトル、内積はスカラーを返す演算、偏微分は変化率を求める操作であり、いずれも該当しない。
同じ章で確認したい用語
到達チェック
- 相関と因果を一文で説明できる
- 同じ章の似た用語と違いを説明できる
- 問題文の具体例から、相関と因果に関係する論点を拾える
- 関連問題を解き、誤答した選択肢の理由を確認できる